2018年4月17日火曜日

バスも食パンも実は略語だった!

「バス」や「食パン」も略語だった! 元の言葉の意味と由来は? - ねとらぼ:

 今回はねとらぼに掲載されたQuizKnock氏の記事を元に、以外にも略語と知らずに使っている言葉のお話です。日本人は長い言葉をすぐに略して使う習性があるようで、デパ地下とかバイトとか、もはや略語のまま定着している言葉もたくさんあります。そんな中、意外にもこの言葉が略語だとは知らなかったという言葉をいくつかご紹介しましょう。

 まず最初は、元記事のタイトルにもなっている「バス」。バスって、あの「bus」じゃないですか。そもそも英語なんだから、略語かも知れないなんて疑ってもみませんでしたが、実は「omunibus」の略なんだそうです。いや「omunibus」ってあの音楽アルバムでよく見かけるオムニバスじゃないですか。複数のアーティストの楽曲が入っているアルバムを「オムニバス形式」と言いますが、もともとomunibusはラテン語で「全ての人のために」という意味です。そこから派生した「乗合馬車」「乗合自動車」の意味が、現在の「バス」の元になっているのだそうです。

 もう一つ元記事はのタイトルでもある「食パン」。自分は省略前は食用パンじゃないかと思ったのですが、そもそも「食用」なんてあえて付けるのも変ですよね。まるで「パンはパンでも食べられないパンは何でしょう」のように、食べられないパンがあるかのようじゃないですか。実は、美術のデッサンで消しゴム代わりに用いるパンを「消しパン」と呼んだのに対して、食べる方のパンを「食パン」と呼んでいた説もあるそうですが、主流なのは外国で「主食」とされていたことから「主食用パン」と呼ばれ、それが省略されて「食パン」になったという説だそうです。

 他にも、「切手」は何の略かご存知ですか。郵便切手かなと思ってしまいますが、そもそも「切手」が「切符手形」の略なんです。もともとは「商品券」の類を「切符手形」と呼び、それが郵便に使われるようになって「郵便切手」となったようです。

 さらに意外なところで、「ペペロンチーノ」。いやいやもはや料理名だし、そもそもイタリア語のpeperoncinoなんだから、自分は何の略かなんて考えたことありませんでした。しかし、正式には「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ(Pasta aglio, olio e peperoncino)」。アーリオがにんにく、オーリオは油、ペペロンチーノは唐辛子ですから、普段私たちは例のパスタを「唐辛子」としか言っていないわけですね。

 もうちょっと硬いところで「経済」。実は、元記事にはこれが「経世済民」の略だと指摘されているのですが、いわゆる「economy」のことを言っている「経済」と「経世済民(經世濟民)=略して経済(經濟)」はちょっと意味が違っています。経世済民は、より広く政治・統治・行政全般をカバーする言葉なので、いわゆるeconomyのことを言う経済の元の言葉というにはちょっと微妙です。

 最近のネットやSNSの流行で、日本語の略語文化はすごいことになっています。「激しく同意」を「禿同」とか、「ちなみに」を「ちな」、「了解」を「り」とか。確かに2チャンネルとかだと、「ちな虎(ちなみにタイガースファン)」なんて表現も普通に使われています。でも「り」って何ですか。たった一文字ですよ。最近の若者は言葉を略しすぎるという指摘もよく見かけますが、日本語の歴史は略語の歴史そのもの。ネットやSNSで見られる略語は正常系の進化かも知れません。

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