2018年1月10日水曜日

小学生にとって宿題は全く無駄だった!

Homework is wrecking our kids: The research is clear, let’s ban elementary homework - Salon.com:

 今回は、小学生の子どもを持つ自分にとっても衝撃的な元記事です。毎日子どもを机に向かわせて宿題をやらせるのが大変だという親御さんはたくさんいると思いますが、その努力が全く無駄だったとしたら。何より宿題をこなすという苦痛な時間を強いられる子ども本人がその我慢が全く役に立たないとしたら。そんな話題です。

 衝撃的な元記事は、Heather Shumaker氏によるもので、デューク大学で宿題に関する研究を行なうHarris Cooper氏の言葉として書かれています。Cooper氏によれば、宿題をすることで成績が上がるかどうかは年齢に依存し、高校生くらいならかろうじて成績向上に結びつくものの、小・中学生にとっては全くの無駄なのだそうです。無駄というのは文字通りの「無駄」で、子どもが宿題をどれだけやっても成績向上に結びつくという証拠は見つからないということです。そして、かろうじて宿題をやる意味がある高校生にとっても、1日2時間が限度なのだそうです。

 自分が子どもの頃から、学校と宿題は切っても切れないもので、小学校から高校に至るまで(もしかしたら大学も)宿題は出るのが当たり前でした。たまに課題を授業中に全部終わらせたら宿題なしなんていう先生がいて、その時は物凄い集中力で家に宿題を持ち帰らないよう頑張ったものです。それはさておき親となった今も、特段の根拠なく無条件に宿題はするべきもので、学業において宿題をこなすことでメリットこそあれデメリットは全くないと思い込んでいる自分がいます。しかしCooper氏の研究によれば、小学生の場合は、むしろ宿題をさせることで学習に対する意欲を失わせる影響があると言うのです。

 しかし宿題擁護派は、学業にとって特段のメリットはなくとも、宿題は「責任能力」を訓練するために役に立つと主張するかもしれません。大人になれば仕事の責任を放り出して遊ぶわけにいきませんので、子どものうちから与えられた責任を果たすトレーニングになるという主張はそれなりの説得力がある気がしますが、Cooper氏はそれも否定します。つまり、子どもの責任能力を養う機会は、親の手伝いやペットの世話など他にいくらでもあり、むしろ宿題のために「良い睡眠」「家族との時間」「遊ぶ時間」を削るのは本末転倒だと言うのです。

 何だか目からウロコな気がしませんか。学校の先生はプリントを作るなど宿題のための労力をかなり費やしているでしょうし、親も子どもに宿題をやらせるためにガミガミ言ったりしてすり減ります。子ども本人も、あとで宿題をやらないといけないと思うと心から遊びを楽しめなかったり、親から叱られながらやる宿題は苦痛なことこの上ありません。宿題が学業にいい影響があるという迷信にとらわれず、いっそのこと宿題なんて無くしてしまえば、みんなハッピーになるかも知れません。

 そしてもう一つ、宿題以外にも特段の根拠なく盲目的に信じてしまっていることってあると思うんです。そういうことに、本当に必要なものなのかと一歩下がって見つめ直してみる態度も必要かも知れませんね。

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