2018年1月1日月曜日

哲学者の言葉とともに2018年を生き抜く

1年を豊かに生きるには「哲学」体験が必要だ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準:

 みなさま、明けましておめでとうございます。2018年もみなさまにとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。2018年元日にふさわしい記事を探していて、原田まりる氏による今回の元記事に出会いました。取り上げるテーマは「哲学」です。理系一辺倒の自分の場合、哲学のような観念的な学問と程遠いと思われるかもしれませんが、実は偉人の言葉などは大好きなんです。

 自分としては、原田氏の言われる言葉のうち、「ハッとする体験こそ哲学だ」という言葉よりも、「哲学とは知っていると思い込んでいたことを別の角度から知ることだ」という言葉にハッとしてしまいました。元記事では三が日にあわせて3つの言葉が紹介されています。

 1つ目は、ドイツの哲学者・ニーチェによる「勇気は、最高の殺し屋だ」という言葉。日本語訳で「殺し屋」と言われるとインパクトが大きいですが、西洋では圧勝するとか克服するといったニュアンスにも使われる言葉で、日本的な「殺す」というだけの意味ではないんだと思います。ニーチェの言う、最も勇気のある動物は人間であるという考えを表した言葉で、人間はこれまで勇気によって動物や自然を征服してきた、無気力・苦悩・痛み・他人から受ける同情といったものを殺すのも勇気であると。勇気こそが人間を人間たらしめていると言えるかもしれませんね。

 2つ目は、フランスの哲学者・アランによる「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する」という言葉。人間は自然にしていては悲観的になりやすい、自らの意志と自制によってようやくポジティブな感情が湧いてくると言っています。ただ、個人的には楽観論と悲観論は表裏一体というか、ポジティブ一辺倒では人生の深みがない気がします。ネガティブな感情があるからこそポジティブな感情が際立ったり、光があるところには影がつきもの、というような。ただ自分で自分を鼓舞したり、人生を楽しくするコントロールも時には必要と言う主張は確かにその通りだと思います。

 そして3番目は、イギリスの哲学者・ラッセルによる「人生に対して熱意を持っている人は、持っていない人よりも有利な立場にある」という言葉。「熱意」と言う言葉が使われていますが、自分はこの言葉においては「楽しむ心」というニュアンスに近いと思っています。ラッセルは幸福論の中で、冒険好きな人びとは、健康を損なわない限り、船の難破、暴動、地震、大火、及びその他の全ての不愉快な経験を楽しむとさえ述べています。つまり、予想外の事態や普通に考えれば不幸じゃないかと思うようなことさえ、良い経験ができたと楽しんでしまおうという心。その貪欲さこそ、ラッセルの言うところの「熱意」です。山の高さと谷の深さ、その両方を楽しんでしまえるなら、もう人生は幸福そのものじゃないでしょうか。

 テクノロジーの世界に生きている自分の場合、2017年は猛スピードで過ぎ去ったような気がします。IoTとかAIとかFinTechとか、キーワードとなる言葉もたくさんあり、ついて行くだけで精一杯でした。2018年はたまに哲学者の言葉を噛み締めて、これまでと違った視点で物事を捉えたりハッとする経験をしたりすることでバランスを取れればいいなと思ったりします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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