2017年11月10日金曜日

「どうせ」と 「どうせなら」の小さくて大きな違い

『トム・ソーヤーの冒険』から学ぶ仕事の楽しみ方 「どうせなら」の発想で職業は生まれ変わる | JBpress(日本ビジネスプレス):

 今回は生産性至上主義のマイナス面を考えた前回と同じ篠原信氏の記事を元に、仕事というのは捉え方次第・取り組み方次第という話題。昔から言われていることではありますが、人から言われてする仕事は楽しくないが、自分から進んで取り組む仕事は楽しい、ということです。

 自分も経験がありますが、人からやれと言われて受け身でやる羽目になった仕事というのは、意欲がちっとも湧かず、できるだけ手を抜いてやろうとしがちです。結果的に、その仕事の成果は及第点ではあるものの、ギリギリ及第点といったレベル。嫌そうにやっている作業を見ても誰も助けてくれず、どんどん悪循環。それに対して、自分からやってみたいと取り組んでいる仕事は、どうやったらうまくやれるだろうかと工夫し、工夫することがさらに楽しさを生む好循環が生まれます。そうやって楽しく意欲的に取り組んだ仕事の成果は期待以上のものが生まれ、そうするとますますその仕事が楽しくなる。楽しそうに夢中に作業している姿を見た人も感化され、「なんだか楽しそうな仕事だな」とその仕事が輝き出します。

 目の前の仕事がイヤな仕事だったとしても、「『どうせ』やらなきゃならない」と後ろ向きに取り組むのではなく、「『どうせなら』楽しんでしまおう」と考え方を変えてみましょうということです。仕事を「楽しむ」ということはその仕事にのめり込むということでもありますから、自然とその仕事に「心がこもる」ようになります。心がこもった仕事は、周囲を感化して巻き込みます。面白そな仕事を自分もやってみたいと、周りに人が集まってくるのです。

 篠原氏は「トムソーヤの冒険」に出てくるお話で、この「どうせなら」の精神を表現されています。遊びに出かけようとするトムは、伯母さんに壁のペンキ塗りを言いつけられます。「え~っ。今遊びに行こうと思ったのに!」とペンキ塗りをイヤな仕事と思ったトムですが、ここで「どうせ」から「どうせなら」に考え方を変えて、楽しそうにペンキを塗り始めたのです。通りかかった友人は、最初は「なんだ、家の手伝いをさせられているのか」とからかいますが、トムのあまりにのめり込む様子にやがて「なあ、俺にもちょっとやらせてくれないか」と頼んできます。「え~っ、やだよ」ともったいつけるトムに対し、ついに友人は「このリンゴをあげるから!」。

 「どうせ」その仕事をやるなら、「どうせなら」の発想で楽しんでしまう。それはちょっとした心の持ちようだけに思えますが、あなたの周りに革命的な変化をもたらすかもしれません。「職業に貴賎なし」と言いますが、それでも陽の当たらない仕事や下に見られがちな仕事というのも現実にはあるでしょう。そういった仕事を「どうせ」やるんだったら、「どうせなら」のめり込んで色々な工夫を凝らし楽しんでしまおう。何を青臭いことをと思われるかもしれませんが、心の持ちよう一つで人生が変わるなら青臭さもいいじゃないかと思うのです。

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