2016年11月30日水曜日

いまや「生産性」は日本企業の弱みである | DHBR編集長ブログ|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

いまや「生産性」は日本企業の弱みである | DHBR編集長ブログ|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー:

 今回の元記事は岩佐文夫氏による、日本企業の仕事の「生産性」に関する話題です。電通の新入社員の女性が過労が要因と思われる自殺をした事件を契機に、日本中で長時間労働の問題・サービス残業の問題など働き方に関する議論がされていますが、その議論の中に日本企業の「生産性」の低さというのがあります。生産性が低いのだから他国の企業と渡り合うためには、長い時間働かなければならない。とても単純化した理屈ですが、そう考えれば生産性の低さが働き方の問題の元凶だと言えるかもしれません。

 岩佐氏も述べられていますが、日本企業にとって「生産性」は何も最近のトピックではありません。それは戦後の経済立直しにおける最大のテーマで、戦争で疲弊した経済状況では設備投資を十分にはできない、それならば不良品を出さずに生産効率を上げなければ世界と渡り合うことはできないということから、「生産性向上」は国を挙げての課題として取り組まれました。そして先人の血の滲むような努力の結果、「Made in Japan」は「高品質」と同じ意味だと言われるほど、日本は高い品質管理技術を身につけることができたのです。そして「Made in Japan」がその後世界を席巻したのはご存知の通りで、最近はやや陰りが見えたものの、いまだに「生産性の高さ」は日本企業の大きな武器と言えるでしょう。

 しかし、働き方の議論の中で話題に上がる「生産性」が、この文脈でいう「生産性」と意味が異なっていることにはすでにお気付きかと思います。日本企業の武器の「生産性」というのはあくまでも工場における生産性、しいていうならブルーカラーの生産性ということでしたが、90年代以降は経済の主戦場は製造業よりもサービス業にシフトし、いま問題視されている生産性とはすなわちホワイトカラーの生産性・サービス業の生産性ということです。

 残念なことに、日本企業はこの課題を解決できないまま今日に至っています。「生産性」を上げるには、アウトプットの「売上げ」を伸ばすか、インプットの「投入資源」を減らすかしかありません。しかし、失われた20年の中でリストラが進み、今後は投入資源の劇的な削減は望めそうもありません。そうなるとアウトプットを伸ばすことが必要ですが、日本はせっかく素晴らしい技術を持っていてもそれを顧客の付加価値へと転化するのが苦手で、高価格商品をつくるのが得意ではないと言われています。しかし、より良い働き方のためには生産性向上、生産性向上のためには高価格商品を作ることが必要、というような芋づる式ロジックですので、ここは何としても高価格商品・付加価値の高い仕事を実現しなければならない正念場に来ていると言えます。

 この山ちゃんウェブログにおいては、プログラマーは作業者というよりはむしろ陶芸家や画家などの芸術家に近いとか、プログラマーのパフォーマンスの個人差はは何百倍・何万倍にも達するという趣旨のことを述べてきました。これはソフトウェア開発という分野にどっぷり浸かっている自分の実感で、天才というのはいるものだなあと感じることもしばしばです。そこで提案は、これからの日本企業は1人ないしは少数の「天才」に乗っかるようにしませんか、ということです。もちろんすべての企業にこの提案が成り立つわけではありませんが、IoT・AIなど直近の経済の主戦場はテクノロジー、それもソフトウェアを中心とするテクノロジーに移ってきます。そしてソフトウェアテクノロジーの世界では、1人の天才が世界を変えてしまえるほどの力を持っているのです。それならば、凡人は、天才が思う存分その天賦の才を発揮できる環境を整えること全力を傾けるのです。経営者・マネージャー・一般社員などの凡人は、1人ないしは少数の天才が仕事をするためのお膳立てが仕事です。そして、天才が生み出す莫大な価値をみんなで享受するという考え方です。

 それには天才を見抜く経営者の眼力が必要だったり、天才を大切に育てる教育環境だったり、社会の中でも様々な軋轢があるだろうことは想像されます。しかし、これからの主戦場であるソフトウェアテクノロジーの世界とはそういう世界なのです。工場で規格品を作るような個人差が出ない世界では、同じ時期に出世して同じくらいの報酬をもらって働く「横並び主義」が成功してきました。それは横並びが「公平感」があり、真面目に長く勤めれば報酬が上がる年功序列が作業者のモチベーションに一役買っていたからです。しかし、今後はそれではダメなのです。それがダメだから、ホワイトカラーの生産性向上という課題を解決できず今に至ってしまったのです。企業の価値のほとんどを1人ないしは少数の天才に支えてもらい、凡人はそのおこぼれにあずかる、それこそが劇的に「生産性」を高めるためのコペルニクス的転回ではないかと思うのです。


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2016年11月29日火曜日

ハニーポットでIoT機器への攻撃を観測、最大の感染理由はTelnetサービスの稼働:ITpro Active

ハニーポットでIoT機器への攻撃を観測、最大の感染理由はTelnetサービスの稼働:ITpro Active:

 今回の元記事は、横浜国立大学大学院環境情報研究院・先端科学高等研究院准教授の吉岡克成氏による、IoT(Internet of Things)エッジデバイスの脆弱性に関する記事です。この山ちゃんウェブログでもIoTデバイスのセキュリティ面での脆弱性については何度か取り上げさせて頂きましたが、正直言って決定打となるような対策法がないというのが実情です。それはというのも、IoT自体の世界観自体が、ビデオレコーダーや監視カメラ・玄関ドアの鍵・冷蔵庫など、ありとあらゆる非PCデバイスがインターネットへつながるというものですので、その数は膨大かつセキュリティパッチなどのメンテナンスの手が行き届くはずないものだからです。

 元記事の伝えるところによりますと、インターネット上ですでにマルウェアに感染していると見られるIoTデバイスは相当数あり、吉岡氏の研究室で準備したハニーポットに対する攻撃は4ヶ月間で90万回にも上ったそうです。そのほとんどが非PCであってデジタルビデオレコーダー・ルーター・監視カメラといったものが多かったそうです。膨大な数のこれらのIoTデバイスがマルウェアに感染し、攻撃の踏み台にされていると見られます。

 IoTデバイスのマルウェア感染の最も大きな原因は、最新のセキュリティパッチが当てられないなど原理的な面や、高度な専門技術を必要とするようなセキュリティの仕組みが取り入れられていないなどの高尚な理由ではなく、実は古くから存在するあるサービスの存在なんだそうです。その名も「Telnet("テルネット")」。多くのIoTデバイスで、Telnetサービスが稼働しているのが原因なのです。Telnetはもともと遠隔(リモート)のサーバーやデバイスにネットワーク経由でログインして操作するための機能で、IoTデバイスでこの機能が動作していると、リモートでログインされ自由に操作されてしまうのです。だって、Telnetはそもそもそのための機能なのですから。そして、Telnetは30年以上も前の規格なので通信経路の暗号化もなく、ログイン認証もIDとパスワードだけです。しかも、肝心のID・パスワードすら「root」と「12345」など、どうぞ乗っ取ってくださいと言わんばかりのデバイスもあるのが実情なんだとか。

 下の図は元記事から転載させて頂いた、情報通信研究機構(NICT)における過去10年間の観測結果です。ポート番号23番というのがまさにTelnetのサービスなので、Telnetにアクセスしてあわよくば乗っ取ってしまおうという攻撃の数が群を抜いていることが分かります。そして、IoTという言葉が流行りだした2014年頃からぐっと増えていることも見て取れます。

 高度なセキュリティを云々の議論の前に、まずは出荷するIoTエッジデバイスのTelnetは止めてから出荷するという当たり前のことを当たり前にやることが重要です。自分もメーカーの立場でIoT関連の業界にいますので、このサービスが稼働したまま出荷してしまっているメーカーさんは何社か知っていたます。もちろんインターネットに接続されずにローカルネットワークだけで使われる大前提なのでしょうが、それで安心してしまったら危険極まりありません。ローカルネットワーク上に悪意あるハッカーがいないなんて保証はどこにもないのですから。

 この山ちゃんウェブログでIoTデバイスのセキュリティ問題を取り上げさせて頂く時は、乗っ取られた時の社会的影響が大きいデバイスについては、「エアギャップ」という直接インターネットに接続しない考え方が望ましいという考えを主張してきました。しかし、それはTelnetを止めるような最低限の対策は取られた上でのことです。それすら行われないなら、インターネットに繋がらなくてもローカルでも全く安心できないことになってしまいます。

過去に一体何が?嫌なシーンが頭に浮かぶ「注意書き」16選 - ページ 3 / 3 - まぐまぐニュース!

過去に一体何が?嫌なシーンが頭に浮かぶ「注意書き」16選 - ページ 3 / 3 - まぐまぐニュース!:

 今回の元記事はオモシロ注意書きなのですが、16選の中からさらに厳選して自分のお気に入り4つを取り上げさせていただこうと思います。

 まずはこちら。北海道のボーリング場にあった注意書きだそうです。以前にロバでこのボーリング場に来た人がいたこと、そしてロバでボーリング場に来たのは1人ではないということが読み取れます。ある方と下山さんがそれぞれ"マイ"ロバでお店にやって来て、帰るときにロバが入れ替わってしまったと言っていると読み取れます。いくら北海道が自然豊かでも、ロバってそんなにメジャーな乗り物でしたっけ?

 2枚目はこれ。オオサカと書かれていますので、大阪び通天閣なのでしょうか。本当に過去にハリセンを使った人がいたのか、いやハリセンといえば大阪のお笑い文化の象徴ですので、単なる大阪流のジョークなのかも?

 お次は場所は示されていませんが、どこかの高架下。ここで立ちションすると、監視カメラが映像を録画していてYouTubeにアップしてやるぞということをイラストだけで表現したシュールな注意書きです。過去にここで立ちションした人がいて、それは日本語の通じない外国人だったのかななんて想像してしまいますね。

  最後はチョコレートのお菓子に入っていたというこの注意書き。過去にこのチョコレートをかじって歯が折れた人がいたのでしょうね。そしてそれが元で訴えられたりして裁判沙汰になり、PL法か何かの違反でお店は痛い目にあったのかもしれません。いや、それは想像しすぎでしょうか。

 自分は電機メーカーでソフト開発の仕事をしていますが、仕事でたまに「取説」を作る場合があります。取説の書き方って決まったフォームというか、押さえるべきポイントというのがあって、その道の専門家が作らないと"穴"がたくさんある取説になってしまいます。例えば、埃が多いところに端末用のパソコンを置いておいたのですぐ壊れてしまったとか、画面が映らないとのクレームで現場に行ってみれば電源が繋がれていないとか、嘘のようなホントの話がたくさんあって、それらの"穴"をきっちり塞いだ取説を作らないといけないのです。結果的に取説は、そんなことしないでしょというような注意書きばかりが並んだ分厚いシロモノになりがちですよね。最後のチョコレートのお菓子の注意書きを見て、日本のメーカーの取説の分厚さを連想してしまいました。


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2016年11月28日月曜日

報酬体系は、極めて不公平に設計されていてしかるべきだ、と有能な人は考えている。 | Books&Apps

報酬体系は、極めて不公平に設計されていてしかるべきだ、と有能な人は考えている。 | Books&Apps:

 今回は、自分がとてもとてもその通りだと思う元記事を紹介させて頂こうかと思います。それは、Web上でカンファレンスに参加したい技術者に対して、会社が費用の8千円を出さないので、その技術者が転職しようとしているという話に対する安達裕哉氏の記事です。

 安達氏の考え方は自分はまさにその通りと思うのですが、タイトルに示されるように「企業の報酬体系は不公平にするべき」というのです。つまり、「デキる」社員には徹底的に高い報酬を与え、「デキない」社員には徹底的に低い報酬で格差を大きくすべきだというのです。実は自分は全くその通りだと思っていて、過去にも同じような記事を書いたことがあります。(もちろん評価方法が難しいというのはその通りですが、評価方法と報酬差を設けるのは別の議論です) 例えば、平等と正義を考えさせるための、下のような有名な絵があります。左のようにすべての人に同じ助けを与えるのは公平ですが、正義は右の絵のように格差をもって助けを与えることだということです。これと同じことが企業における報酬・待遇について言えるでしょう。


 安達氏はGoogleのアラン・ユースタス上級副社長の言葉として「公平な報酬とは、報酬がその人の貢献と釣り合っているということだ」と述べていますが、これは上の絵でいうところの右の絵の姿を推奨するのと同様でしょう。つまり実際は「公平な報酬」ではなく「正しい報酬のあり方」であれということです。さらに、自分も多少関わってるソフトウェア開発という分野は個人の能力差が非常に大きく現れる分野で、個人の能力差はユースタス氏によれば「300倍」、Microsoftのビル・ゲイツ氏によれば「1万倍」だとも見積もられています(もちろんここで言う個人の能力差というのはトレーニング中の技術者は除外して、きちんとプロとして報酬を受ける立場でもそれ程の差が生じるということです)。端的に言えば、300倍の能力差のある2人のエンジニアに対して、報酬や待遇に100倍しか差を付けないならば、優秀なエンジニアは自分は会社から低く評価されていると感じてしまって、他に正当に評価してくれる企業への転職を考え始めるかもしれません。

 同じくGoogleの例では「生産力の10%を最上位の従業員がにない、生産力の26%を上位5%が担う」と言われているそうで、実際に報酬に100倍程度の差をつけることは行われているのだそうです。もちろん、個人による差がそれ程つかない職種もあるでしょう。基本的に労働集約型の職種の場合は、個人による仕事の差が付きづらく、農業従事者や工場・建築現場の作業者などは、せいぜい個人差がついても数倍から10倍程度ではないかと見積もられます。しかし、プログラマーも含めた知的生産者の世界では、無能を100人集めても1人の有能な人間に全くかなわない、ということが普通に存在する世界なのです。

 そしてそのことを最も理解できていないのが、古き日本企業ではないかと思います。国内でもIT系と言われるような企業の場合は、このことを理解している経営者も多いのですが、残念ながら自分も所属している古い体質の電機メーカーの場合は、工場での作業者と同じようにソフトウェア開発者を見なしていて、それはいまだに「○人月」といった見積がまかり通っていることからも明らかです。実際は、ハイパフォーマーがやれば1ヶ月ですが、ローパフォーマー(そんな言葉があるのかどうかわかりませんが)がやれば100ヶ月ということも普通にあり得るのに、十把一絡げに「○人月」なのです。そのため残念なことに、自分も会社の中で本当にハイパフォーマーだと思う人に出会ったことはありません。それはそういうハイパフォーマーの人にとって、自分の会社のような古い体質の電機メーカーで作業員と同じ扱いを受けるというのは、正当に評価されていない、屈辱といってもいいくらいに受け取るのではないかと思います。自分はたまに「史記・刺客伝」の故事「士は己を知る者の為に死す」を出すのですが、それなりの報酬・待遇をもって迎えなければ本当の士を味方にすることはできないでしょう。
 
 安達氏も言われていますが、報酬・待遇に大きな差を設けるのが人類全体に幸福をもたらすのかどうかは別の話です。しかし、テクノロジーの発展がめざましく生き馬の目を抜くように次々と新しい技術が開発される時代、個人の能力差が何百倍・何万倍と違ってくる業界では、1人のハイパフォーマーがいれば会社を起こせる・傾きかけた会社を立ち直らせられる、そういう時代であることも確かです。


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2016年11月27日日曜日

人工知能ニュース:日立の人工知能技術「H」が“汎用AI”だからできること - MONOist(モノイスト)

人工知能ニュース:日立の人工知能技術「H」が“汎用AI”だからできること - MONOist(モノイスト):

 今回の元記事は、日立のAI(人工知能)「H」が「汎用人工知能」だと言っている記事ですが、汎用人工知能とは本来は「Artificial General Intelligence」のことを指すのであって、日立が開発したと言っているような人工知能を「汎用AI」と言ってしまうのは明らかにおかしいという指摘もあるようです。

 AIは本当の意味での推論と問題解決能力を身につけられるのかという問題において、「強いAI」「弱いAI」という概念があります。この言葉はジョン・サール氏が作った用語で、強いAIには精神が宿ると言われています。「弱いAI」はGoogle傘下DeepMind社のAlphaGoやIBMのWatsonのような最先端のものであっても、自意識を示したり人間のような幅広い認知能力を示すことはなく、特定の問題を解決する専用プログラムでしかありません。一方で「強いAI」においては、特に弱いAIの研究と一線を画すために「人工汎用知能(Artificial General Intelligence)」と呼ばれる分野があり、これは人間レベルの知能の実現を目指したものです。今のところ、ちょっとやそっとでは実現できる代物ではないとないとされていて、多くの研究がなされてはいませんが、この分野の研究を続けている組織としてAdaptive AI、Artificial General Intelligence Research Institute (AGIRI)、Singularity Institute for Artificial Intelligenceなどあり、近年ではヌメンタといった組織が有名ですが、残念ながら日立の名前は聞いたことがありません。

 日立が言っている「汎用AI」とは、ビッグデータ・強化学習・最適化などの技術を総合的にブランド化したものという程度であって、決してAGIと言えるようなものではなさそうです。元記事の中でも、「Hが汎用AIであることをアピール。目的を設定すれば、さまざまなデータの中から、その目的に最も関連性が高いデータを選び出す」と書かれており、決して本当の意味で精神が宿るような代物ではないことがわかります。

 自分も電機メーカーのソフト開発者という立場なのですが、同じ業界にいる者から見ると、どうも日立という会社は「トータル・汎用・プラットフォーム」のような言い回しで、任せてもらえればどんな問題でも解きます・総合的にすべてを任せてください、のようなニュアンスを出す企業カラーのように感じます。その実、じゃあ具体的にこの問題を解いてくださいと言われると、いやそれは解けませんというような。自分の専門分野でもある「IoT」に関しても、日立は「Lumada」なるIoTプラットフォームを前面に押しています。オープン・適用性・信頼性などという毒にも薬にもならないキーワードを挙げていますが、オープンという割にはどんなOSSが使われているのかすら出てきません。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、自分はLumadaのプラットフォームとしての実装は実は存在しておらず、それっぽいソリューションをカタログのようにしただけではないかとすら勘ぐっています。

 今回の問題は、この日立の企業カラーの延長で「汎用AI」と言ってしまったがために、それは意味が変わってしまうだろという専門家の指摘のように感じます。残念ながらAI分野の最先端は、日本のしかも古い体質の電機メーカーで太刀打ちできるレベルではないように思います。ただ、国内のしかもAIの素人相手にであれば、日立のブランド効果を有効に活かして仕事をもらえる可能性があるので、あたかも自分たちも最先端にいるかのように見せるために「汎用AI」なんて言ってしまったので、バリバリの本物の専門家が出てきてしまうとメッキが簡単に剥がれてしまいます。今回の記事は日立に批判的な内容になってしまいましたが、自分も同じような分野にいるのでそのおこぼれに預かる機会も多く、もっと頑張って欲しいという激励のつもりです。

2016年11月26日土曜日

小3の算数テスト『3.9+5.1=9.0』が減点された! 採点の理由に議論勃発 – grape [グレイプ]

小3の算数テスト『3.9+5.1=9.0』が減点された! 採点の理由に議論勃発 – grape [グレイプ]:

 今回の元記事は、kennel(@kennel_org)氏がTwitter上で公開した、小学3年生の姪っ子さんの算数テストの採点に関してネット上で議論になっているというので、その話題を。問題のテスト答案というのがこちら。

 採点によれば、答えの「9.0」の0を消しなさいと言っているように見えるので、「3.9+5.1=9.0」は減点の対象で満点を取るには「3.9+5.1=9」としなさいということのようです。小数第1位が0なら整数で表せるから、9.0でも間違いとは言えないけれど、9と回答した子もいるので差をつけるために1点減点という判断だと思われます。大人になってしまった自分が見てしまうと9.0も9もどちらも正解と言いたくなりますが、「有効数字」の問題もあるという指摘があるようです。

 確かに、算数や数学では有効数字の問題はあまり重要視されませんが、化学・物理・工学関係においては有効数字というのは極めて重要な問題です。つまり、今回の問題であれば9は有効数字1桁と読み取れますので、化学・物理・工学関係であれば実際の値は8.5〜9.4の間にあると判断するのが自然でしょう。一方で9.0であれば有効数字は2桁なので、実際の値は8.95〜9.04の間になるとみなされるでしょう。計算元の値がそれぞれ有効数字2桁同士の足し算ですので、有効数字の問題だけを取り上げれば、9も正解ですが9.0の方が「より正解」ではないかという気もします。

 この問題については、教科書の出版社である東京書籍が今回のkennel氏ご指摘の問題と同義の対して公式見解を示しています。その公式見解は以下の通りです。

Q:「1.2+2.8」の筆算において、答え4.0の「0」のみを斜線で消し、小数点は残したままにしている理由を教えてください。

A:筆算について、正式な基準や方法が定められているわけではなく、児童の実態などに応じて柔軟にご対応いただいて差し支えないと考えています。
 要は、「答えは4である」ととらえることができればよいのであって、例えば、「斜線を用いて0を消去していないから誤りである」とか、「小数点を斜線で消去したから誤りである」などといったことは全く意図していません。
 筆算の手続きに従って計算すると、結果は4.0となります。
 ここでは有効数字については考えませんので、4.0と4は同義であり、児童にとっても、筆算から得られた「4.0」から、「答えは4」とするのが自然です。

 この見解はやや玉虫色のような気がします。「ここでは有効数字については考えませんので」という後出しジャンケンの条件追加もおかしいと言えます。この見解が成り立つためには、問題文に「有効数字については考えないこと」という条件がなければなりません。まあ、ここで東京書籍や採点者の先生の揚げ足を取っても仕方がありませんので、このテストで1点減点された先生には先生なりの理由(例えば、有効数字についてはまだ教えていないとか、授業では9にするように教えたというような)があると思うけれども、9.0という答えでも満点だ、と姪っ子さんには教えてあげてほしいですね。

 そう言えばいまだに覚えているのですが、自分も小学生の時に「日本国憲法に関連する国民の祝日を1つあげなさい」というテストの問題に対して「文化の日」と書いてバツをもらったことがあります。素直に考えれば「憲法記念日」と書くのでしょうが、ちょっとばかりひねくれていた自分は、それではストレートすぎて面白くないとわざと「文化の日」と書くような子供でした。案の定、正解は「憲法記念日」とされ「文化の日」はバツをつけられたので、わざわざ先生に抗議に行ったことを覚えています(その辺もカワイくない子ではあるのですが...)。自分の主張は、日本国憲法が公布されたのが文化の日、発布されたのが憲法記念日なのだから、設問から考えればどちらも正解とすべきだ、というものでした。一方で先生の主張は、どちらが「より」正解かと言われれば憲法記念日なのだから、憲法記念日を正解とするべきだというもので、いまだに先生よりも自分の主張の方が理にかなってると思ってはいるのですが、その時は先生の権力に力づくで抑え込まれたことを覚えています。あとから考えると、先生が「文化の日」が日本国憲法の公布された日だということを知らなかったことを見抜いていた自分は、その辺を理詰めと皮肉で追及するカワイくない子だったので、先生としても感情的に引くに引けなくなったのではないかなと思います。

 自分の場合はわざと問題の隙をついて大人をやり込めてやろうというものなのでちょっと違いますが、kennel氏の姪っ子さんの場合は純粋な回答なので、ぜひこんなことで算数が嫌いになったりしないよう配慮してあげてほしいですね。学校ではまだ教えていないからと言って、塾で先に習った方程式を使って解いたテスト答案にバツをつける先生がいるという指摘も、根本は同じだと思います。そんなケースはしっかり予習できていてエライねと褒めてあげるべきなのに、バツをつけてヘコますのは本末転倒です。優先すべきは子供のやる気と学力を伸ばしてあげることなので、変な大人の事情や先生の意地で子供の意欲を削いだり混乱させたりするようなことだけはないようにしてほしいと思います。


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2016年11月25日金曜日

ケタ違いのセンス(笑)「関西の張り紙」が秀逸すぎる!12選|@Heaaart - アットハート

ケタ違いのセンス(笑)「関西の張り紙」が秀逸すぎる!12選|@Heaaart - アットハート:

 日本で最も「笑い」を大切にする街、大阪。今回はそんな大阪のひねりのきいたポスター・張り紙を紹介する元記事を取り上げさせて頂きます。元記事の12のポスターから、さらに自分のお気に入り3枚を紹介させて頂きます。

 1枚目はこちら。大阪市阿倍野区の「文の里(ふみのさと)商店街」で、商店街の活性化のためにと漬物屋さんで作られたポスターです。「お漬かれさまでした」というところまで気が利いています。

 次はこちら。東京なら単に「不法投棄をやめましょう」という直球なのでしょうが、不法投棄をする本人ではなく、第三者である目撃者へ向けてのメッセージにすることで、間接的に本人に訴えかけるという戦法ですね。なかなかの変化球じゃないでしょうか。

 そして最後はこちら。ポスターの左上にKFCの文字がありますので、ケンタッキーフライドチキンのポスターなのでしょう。一見すると、これを見て「さぁフライドチキン食べに行こう」とはならないような気がしますが、そこは大阪。攻めきった感がありますね。

 ポスターやCMに直球ではなくちょっとした変化球があると、思わず「ふふッ」となりませんか。自分は大阪風の前へ前への性格ではないのですが、ポスターはちょっと斜めを行くくらいが好みなので、意外に大阪とは相性がいいのかもと思います。


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2016年11月24日木曜日

電通マン「鬼の気くばり36」を厳選公開!~真の営業は、安物のボールペンを2つ持つことからはじまる(ホイチョイ・プロダクションズ) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

電通マン「鬼の気くばり36」を厳選公開!~真の営業は、安物のボールペンを2つ持つことからはじまる(ホイチョイ・プロダクションズ) | 現代ビジネス | 講談社(1/4):

 新入社員高橋まつりさんの過労によるものと見られる自殺から、そのモーレツすぎる働き方に批判が集まっている電通ですが、電通の営業マンには「鬼の気配り」と言われるとんでもない気配りノウハウがあるですので、今回の記事はそんなところから。ちょっと面白いのは、この元記事は高橋さんの自殺で電通が批判を集める前に書かれたものだということ。事件の有る無しに関わらず、その独特の営業ノウハウは注目を集めていたのだということですね。元記事では、36人もの電通営業マンからヒアリングしたノウハウの中から、特にこれはという7選が紹介されています。

(1)安物の同じボールペンを必ず2本持ち歩く
 どんな些細なことでもいいので「貸し」を作っておけということです。「貸し」をたくさん貯めておけば、ここぞという時にお願いを通すことができるというわけです。2本というのは「2本ありますから1本どうぞ」と言えるため、安物なのは相手が必要以上に負担に感じないためだとか。

(2)葬儀用に、白黒の名刺を用意する
 葬式は、プライベートに食い込んで個人情報を得るチャンスです。得意先の近親者の葬儀には真っ先に駆けつけ、受付から駐車場の整理係まで雑用を引き受けるのです。そのためにに、普段の名刺と別に葬儀用の白黒の名刺を持ち、会社には黒いスーツを置いておくのです。

(3)人事情報はどこよりも早く掴む
 得意先のキーマンが昇進したら、誰より早く祝辞と祝いの品を贈ります。これはライバル社への牽制の効果もあり、情報をいち早く仕入れるために、得意先の受付や総務・人事の女のコとも合コンを重ねるのだとか。

(4)会議室は最後に出る。建物は最初に出る
 社内に得意先を招いての会議が終わったら、真っ先に会議室の扉を開いて得意先や上司を送り出し、室内の忘れ物をチェックしたら、誰より先に玄関から飛び出してタクシーを拾うのです。昔「会議室を最後に出て、建物を最初に出るのは無理です」と泣き言を言う部下に対して上司は一言「ワープしろ」と言ったそうです。

(5)クリップは絶対に相手の社名や「御中」にかけない
 資料をクリップやホッチキスでとじる時、社名にかけては失礼ですので、決してあってはなりません。何種類も資料があるときは、ホッチキスは左上角から8ミリと13ミリの位置に5ミリずつずらして、全部重ねたときに1箇所が膨らまないようにします。

(6)口が裂けても逆接の接続詞は口にしない
 得意先を呼ぶときは「さん」ではなく「さま」、一人称は「自分は」ではなく「私は」、そして相手の言葉を否定したい場合は「おっしゃる通り、ご指摘はごもっともです。こういうふうにも考えられないでしょうか」と述べた後に自分の意見を言います。

(7)書類上司と並んでハンコを押すときは、上司より下に斜めに傾けてつく
 テレビ番組か何かで見た気がしますが、電通では自分のハンコは上司のハンコにお辞儀しているように見えるようにつかなければなりません。
 いかがでしたか。自分は営業職ではないので、この7選のノウハウがどのくらい効果的なのかはわかりませんが、(1)〜(6)はそれなりに営業ならナルホドそんな気遣いがあるんですねと思える気がします。「電通の鬼十則」は過労を招いた元凶として大きな批判を浴びていますが、この「鬼の気くばり」は営業職なら見習うべき点が多々あるかもしれません。ただ、さすがに(7)に至ってはネタとしか思えないのですが、本当に営業現場ではこんなことやっているんですかね。


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グラデーションが美しい!大学で見かけた『落ち葉アート』が素敵♡|@Heaaart - アットハート

グラデーションが美しい!大学で見かけた『落ち葉アート』が素敵♡|@Heaaart - アットハート:

 今日は雪が降っていて、11月の降雪は54年ぶりと言われていますが、自分の場合は通勤の交通機関も遅れが出ているながらもなんとか動いていてホッとしています。さて、今回の元記事は、心がほっこりする話題のアート写真です。


 なんと落ち葉で作った「落ち葉アート」。絵具で色付けしたんじゃないかというくらいの鮮やかなグラデーションですが、実は自然の色そのままなんだそうです。


 その後、羽田早菜氏による別の記事で分かったのですが、この落ち葉アートはある大学の授業で作られたものなんだそうです。大体20人くらいで作ったのだとか。キャンパスを歩いていてこんな光景に出会ったら、その日1日心がほっこりしそうですね。


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2016年11月23日水曜日

米国にはびこる偽ニュースの「恐ろしい」実態 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

米国にはびこる偽ニュースの「恐ろしい」実態 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン):

 昨日の早朝5時59分、あの東日本大震災を彷彿とさせる大きな地震が福島県沖で発生しました。ニュースによれば、地震の規模はM7.4。そろそろ起きようかとしていたところに大きな揺れだったので、自分も慌てて飛び起きました。不幸中の幸いで、東日本大震災の時ほどの被害は出なかったようで、通勤電車の遅れなどはあったものの自分も普通に出勤して普通の1日になりました。

 そんな中、東日本大震災の時の福島第2原発1号機南側の写真を使って、「津波やべええええええ!!!!」などとという文言とともに投稿されたツイートがニュースに取り上げられました。とても残念なことですが、災害時のSNSやネット上では、こうしたデマや・憶測・うわさが多く出回ります。4月の熊本地震の時は「動物園からライオンが放たれた」などというデマが流れました。被災者の方を混乱させようという悪意すら感じさせるこうしたデマは、善意の第三者によって拡散していってしまいます。

 今回のZack O'Malley Greenburg氏による元記事は、まさにこのことを言っているのではないかと思える「偽ニュース」に関するものです。情報は、たとえ間違ったものであっても目を引くものであれば何らかの形で広まり、しぶとく生き残る性質があります。アメリカでは、先の大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利を収めた裏にも、この種の「偽ニュース」があったと言われています。Facebookでは「ヒラリー・クリントンのメール問題担当のFBI捜査官が遺体で発見される」という偽ニュースが広まったり、Googleの検索結果に「トランプが一般投票の得票数でもクリントンを上回る」という「偽ニュース」が表示されたそうです。こうした「偽ニュース」が歴史を変えたのだとしたら、冗談だったでは済まされません。

 偽ニュースの元をたどると、東スポの「宇宙人は生きていた」のようなたわいもないものが多いのですが、誰もがガセネタだと分かるようなものならまだしも、ありえなくもないニュースは信じてしまう人も出てきます。そして、偽ニュースを作り出す人はその絶妙なラインを狙ってきます。

 インターネットの普及によって誰しもがコンテンツを生み出せる時代、無責任に生み出された「人目を引こうとする偽の情報」が大した検証もされないままに広まってしまいます。インターネットという玉石混交の膨大な情報から、正しいものと誤ったものを選別する能力はとても重要になってきます。受け取った情報は鵜呑みにせずに、シェアしたり拡散する前にその情報の信ぴょう性をできるだけ検証することが必要です。情報の提供元が聞いたことのないオンラインメディアだったり個人だと思われるなら、他の信ぴょう性の高い提供元からも同じ情報が出ているのか、また逆の情報が出ていないのか、そういう複合的な手段から検証を行うことが重要ですね。


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2016年11月22日火曜日

「なぜ日本人は過労死するほど働くのか」 海外には異質に映る残業文化 - まぐまぐニュース!

「なぜ日本人は過労死するほど働くのか」 海外には異質に映る残業文化 - まぐまぐニュース!:

 今回の元記事は、8月11日と少し前のものですが、日本人の働きすぎに関して海外から見ると異質な文化に移るという松丸さとみ氏の記事です。奇しくも、その後の11月9日に電通の新入社員の女性の自殺が過労やパワハラが原因ではないかと話題になりました。「過労死」に相当する言葉が海外にはないので、日本語そのままの "Karoshi" というローマ字表記で紹介されるというのは有名なことで、欧米などでは日本の「働きすぎ文化」が異質に映るのでしょう。

 元記事の伝えるところでは、米大手新聞のワシントン・ポスト紙は7月31日、「日本人は本当に死ぬほど働いているのか?答えはイエスのケースも」という記事を掲載しました。記事はマンション管理会社で昨年7月に自殺した男性について取り上げたもので、男性は激務に耐えかね辞表を出したが受け入れられず、自殺の1週間の勤務時間は何と90時間になっていたそうです。電通の女性の自殺とかなり状況が似通っていますが、それだけこういったことが日常茶飯事に行われているのかもしれません。厚生労働省の数字によれば、昨2015年度の過労死労災請求件数は2310件もあり、とくに仕事によるストレスが原因の精神障害に対する労災は請求件数が1515件、過去最多だった一昨年度から59件の増加だったそうです。

 ところで、海外に目を向けてみれば、フランスで5月、香水メーカーに勤務する男性が「仕事があまりにも暇すぎて自分は職業人として殺され、プロのゾンビと化してしまった」として、補償金や慰謝料36万ユーロ(約4,000万円)を求めて会社を提訴したそうです。この男性は職務とは無関係の退屈な仕事を振られ、「燃え尽き症候群(burnout)」の逆である「暇すぎ症候群(bore-out)」になりうつ病を発症したと主張しているのだそうです。心理学者サンディ・マン博士は、暇すぎて死ぬことはないが退屈な職場はストレスの元だと問題視しているそうです。

 このニュースを読んで、国が変われば事情はそんなに違うのか、日本は「働きすぎ」が問題でフランスでは「暇すぎ」が問題なんだと思ったら、それは早計ではないかと思いす。現に、日本語の某有名な書込み掲示板をチラチラ見ますと、仕事が暇で「社内ニート」なんて言葉もあるほどですし、Googleで「仕事が暇」と検索すると、暇すぎて地獄の苦しみだなんてという記事も引っかかってきます。

 こう考えれば辻褄が合うんだと思うんです。つまり、日本の会社で従業員が最も恐れているのは、昔の言葉で言うところの「窓際族」、最近の言葉だと「社内ニート」になることではないかと。会社にいなければならないのに何もやることがないというのは精神的な拷問に等しく、たとえ残業続きだったとしても忙しくしている方がはるかに精神的にラクなんだと思うのです。特に日本の場合は、単に暇なら資格の勉強でもしたりのんびり過ごしていればいいとは考えられず、周囲の目(特に忙しい人からの視線)を過剰に気にしてしまいがちです。そんな「窓際族」「社内ニート」という最も恐れる状況から逃げるためなら、こなしきれないほどの仕事でも進んで受けてしまう。「過労」という犠牲を払ってでも、最も恐れる「窓際族」「社内ニート」のレッテルから逃れようとする精神構造があると思うんです。そしてそれが行き過ぎると、今度は逆に振れて「過労死」ということになってしまう。

 特に電通の事件以降「働きすぎ=悪」という考えが急速に広がっているようで、それはそれで極めて正しいのですが、同時に「暇すぎ=悪」という考えも持つ方がいいのではないかと思います。もちろん仕事には忙しい時期・暇な時期というのがあり、繁忙期は歯を食いしばって頑張る必要もあるかもしれませんが、全体的にならした時に儒教でいうところの「中庸(忙しすぎず暇すぎず)」というのが一番ではないでしょうか。


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2016年11月21日月曜日

トランプ勝利の必然:「白人労働者階級」の怒りを直視せよ | HBR.ORG翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

トランプ勝利の必然:「白人労働者階級」の怒りを直視せよ | HBR.ORG翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー:

 今回の元記事は、カリフォルニア大学ヘイスティングス法科大学院の法律学特別教授ジョアン・C・ウィリアムズ氏による、先の米大統領戦におけるドナルド・トランプ氏勝利の必然性を説明する記事です。トランプ氏を勝利に導いたのは、白人労働者階級だと言われていますが、この階級と他の階級との関係性だとか考え方だとか。米国の状況に疎い自分にとっては、なるほどそういうものなのかと思いました。

 まず、とても面白い分析なのですが、今回トランプ氏を支持した白人労働者階級は、プロフェッショナル(高度の専門職従事者)の階級を快く思っていないが、富裕者階級には尊敬の念を持っているというのです。例えばアルフレッド・ルブラノ氏は著書「Limbo: Blue-Collar Roots, White-Collar Dreams」において、ブルーカラーの家庭に生まれ成長してホワイトカラーのプロフェッショナルになった「階級移行者」の言葉として、「プロフェッショナルは基本的に信用できない。上司は大学出の若造で、物事のやり方を何ひとつわかっていないのに、私が仕事をどうやるべきかについてならアイデアが溢れている」と述べています。ハーバード大学教授のミシェル・ラモント氏も、著書「The Dignity of Working Men」の中でブルーカラーによるプロフェッショナルへの怒りについて述べていますが、富裕者層に対しては「成功者の成功そのものを責めるつもりはない」「お金持ちは世の中にたくさんいるけど、全部自分で必死に働いて得たお金でしょう」と述べています。不思議なことに、ブルーカラー階級はすぐ上のプロフェッショナル層には憎悪に近い感情を持っているのに対して、さらにその上の富裕階級にはある種の尊敬すら持っているというのです。

 なぜこんなことが起きるのでしょうか。ウィリアムズ氏によれば、ブルーカラー層の労働者は富裕者と直接関わる機会がほとんどないからだと言います。せいぜいテレビで見かけるくらいで個人的なつながりはありません。一方でプロフェッショナル層は、ブルーカラーに毎日指図したり命令したりしています。ブルーカラーの夢は、階級移行を果たして「中流の上位」に上り詰めいいものを食べたりこれまで付き合いのなかった家族や友人関係を持ったりすること、ではないのです。居心地がよい現在の階級のまま、もう少しだけ金銭的余裕をもって暮らしたいのです。つまり自分もそうですが、基本的には皆がもっとお金持ちになりたいとか社会的地位を得たいという上昇志向を持っているという前提の上で物事を考えますが、ブルーカラーの労働者階級はそうではないというのです。

 上昇志向がないがために、富裕層は憎むべき相手や究極の目標などではなく、雲の上の存在だったり別世界の人で、リアルな感触でかかわる人ではないのです。ブルーカラーの目標は、プロフェッショナルに指図されたり命令されたりしない日々を送ること、つまるところ「自主自立」なのです。富裕層の中でもトップクラスの大富豪であるトランプ氏は、ブルーカラーにとっては憎むべき対象ではなく、そんな「自主自立」の究極の姿に映るのです。そして、トランプ氏のぶっきらぼうで時に乱暴な物言いは、ブルーカラーの「率直に話す」という価値観に共鳴しました。ルブラノ氏の指摘によれば「率直さは労働者階級の規範である。労働者は裏表がある人は嫌いなんだ」ということなのです。

対照的にヒラリー・クリントン氏は、プロフェッショナルエリートの愚かさ、傲慢、うぬぼれの体現者と見なされました。愚かさは、パンツスーツ。傲慢は、メールサーバー。うぬぼれは、トランプ支持者の半分を「嘆かわしい人々の集まり」とした物言い。さらに悪いことに、クリントン氏の物腰は、エリート層ならば「女性でさえも」労働者階級の男性を見下してよいのか、と度々思わせてしまいました。トランプを大統領不適合者として見下し、彼の支持者たちを人種差別者・性差別者・同性愛嫌悪者・外国人嫌悪者だと切り捨てたのです。

 そして労働者階級の男性にとっては「男としての威厳」は最も大切なものの一つで、自分たちにはそれが失われていると感じているのです。トランプ氏が約束したのは、政治的正しさから解放された世界、そして過去への回帰です。その過去とは、男が男らしく女が居場所をわきまえていた時代、高卒の男たちに懐かしさと安心感を与える響きです。米国ではいまだ給与額を男らしさの尺度として考える習慣がありますが、白人労働者階級の男性の給与は1970年代に下がり始め2008年からの不況が追い打ちをかけ、いま彼らのプライドは崩壊寸前だったのです。現代ではあまり言わなくなってしまった「男らしさ・女らしさ」が幅を利かせていた古き良き時代、それを復活させてくれるのがトランプ氏だという期待なのです。

 一方の民主党支持派は、ブルーカラー層に対してどんな策を示したのでしょうか。10月21日の「ニューヨーク・タイムズ」紙は「高卒男性は『ピンクカラー』(医療、教育、事務など女性が多い職種)の仕事をせよ」と勧めています。無神経でピント外れなこの提案は、労働者階級を完全にそっぽを向かせるに十分でした。エリート男性が見向きもしない、伝統的に女性が多いそれらの仕事を白人労働者階級の男性に勧めるなんて、怒りに油を注ぐだけでした。

 様々な政策論争において、理詰めではクリントン氏に分があったのは確かだったのに、実際は感情論でトランプ氏に傾いたのも、結局のところは白人労働者階級の心を掴み損ねたのが響いたということになるのでしょう。今回の選挙では、性差別が大方の想像以上に強く根づいていることが露呈しました。それでも、白人労働者階級の女性たちがトランプ氏に投じた票はクリントン氏を実に28ポイントも上回り(62%対34%)、女性は団結しなかったのです。これが半々だったとしても、クリントン氏の勝利だったのです。

 アメリカ社会においては、階級は性別に勝る。階級こそがアメリカの政治を左右していたのです。


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TechieFans スマートフォンから自分の自動車の位置を知る方法

TechieFans スマートフォンから自分の自動車の位置を知る方法 :

 今回の元記事は、Shinji Osajima氏によるガジェット紹介記事ですが、このガジェット、ずっと以前からそのコンセプトはあったと思いますが、IoTが盛んに言われるようになった今になってこんなスマートでリーズナブルな値段の製品が出てきました。

 駐車場で車をどこに停めたかわからなくなってしまった、さあ出かけようかという時に鍵が見つからない、財布が携帯をどこかへ置いてきてしまった。そんな時に、その探し物の場所を教えてくれるのが、Track Rという製品です。写真のような500円玉くらいの大きさのTrackR bravoとスマホ用のTrackRアプリを使うことで、すぐに探し物の場所を教えてくれるのです。失くした物を鳴らしたり、置き忘れる前に通知させることもできるのだそうです。
 

 最初にこの製品を見たとき、「iPhoneを探す」機能のように、GPSアンテナで位置情報を取得してインターネット上のクラウドに通知し、スマホアプリ上に表示させる仕組みと思いましたが、どうやらそうではなさそうです。インターネット上に通知する仕組みならば、この500円玉くらいの大きさの中にGPSアンテナとボタン電池だけでなく、通信のためのWi-Fiか4Gのアンテナを搭載して場合によってはキャリアとの契約が必要かもしれません。しかし、3000円というリーズナブルなタグのために日本では高額なキャリアとの4G回線契約を結ぶのは現実的ではありません。

 製品のサイトを見てみると、詳細情報にはGPSや3G/4G回線などの情報はなく、無線関係ではBluetooth 4.0 (Bluetooth Low Energy)しか書かれていません。また、「他のTrackRアプリのユーザーがあなたの忘れ物の100フィート(約30メートル)の範囲内に入った時に、アイテムの場所を知らせるGPSの最新情報が届きます」と書かれていることから、この製品はGPSを使って位置情報を取得しているのではなく、Bluetooth Low Energy(Appleの商標だとiBeacon)を使ってスマホとの間で直接通信を行っていると予想されます。なので、例えば自転車にこの製品を取り付けていてその自転車が誰かに盗まれたというような場合、おもむろにスマホでTrackRアプリを開くと盗まれた自転車の現在位置がわかる...というわけではなさそうです。スマホを持って歩き回り、盗まれた自転車の30メートル以内に近づいて初めてその位置が特定できるというもののようです。

 つまりこの製品の使い方としては、家の中で鍵や財布を探したり駐車場で車を探したり、ある程度どこにあるかが分かっている状態で詳細の場所を知りたい時に使うもの、ということのようです。どこにあっても教えてくれるという万能ではないこと、その仕組みを知った上で使う分には、便利に使えそうですね。

2016年11月20日日曜日

「AIが人間を超える日」 予測不能の世界「ターミネーター」議論始める (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン

「AIが人間を超える日」 予測不能の世界「ターミネーター」議論始める (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン:

 今回の元記事は、この山ちゃんウェブログでもよく取り上げる「2045年問題」に関する ニュース記事です。2045年問題とは、人工知能(AI)が持つ「知」の総和が人類の持つ「知」の総和を超えるとされる、「シンギュラリティ(技術的特異点)」のことを言っています。かつてSFの世界だと言われていた「2001年宇宙の旅」「2010年宇宙の旅」のHALや「ターミネーター」のスカイネットが現実ものとなるかもしれないのです。ちなみに、2045年より前の2029年に、AIの「知」は1人の人間の「知」を超えると言われていますが、GoogleのAlphaGoやIBMのWatsonなどのニュースを聞くと、もっと早まるかもしれないという気になってしまいます。(下の写真は、AIで書類を読み取り、ロボットアームで仕分けする三菱電機が開発中のシステムのイメージ)


 ちょっとここで脱線して、HALとスカイネットの特徴を復習してみましょう。HALは小説・映画の中でAIを備えた架空のコンピュータとして登場します。その名前の由来はIBMから1文字ずつずらしたものと言われており(I→H, B→A, M→L)、IBMのAIであるWatsonとは縁があるようです。物語の中で、宇宙船ディスカバリー号に搭載されたHALは、やがて暴走を起こし乗組員の殺害に至るという役回りになっています。HALはコンピューターである以上は正しい情報を正しく処理するようプログラムされていたにも関わらず、乗組員にモノリスの情報を隠しつつ同時にモノリスと地球外知的生命体の調査を行うという相反する命令に自ら論理矛盾に陥り、一種の精神疾患のような状態に陥いります。挙動不審なHALに危機感を感じた乗組員が高度な論理回路を切断する方向で検討を始め、それを自身の死刑宣告と判断したHALは逆に乗組員を排除してそれ以降の調査は自身だけで行なおうと決心します。一方でスカイネットの方は、自我に目覚めたコンピュータとして描かれ、シリーズ内の作品間で多少の違いがあるものの、その優先順位の最高位は自己存続に設定されていたために、自らを破壊しようとする存在=人類を殲滅することを目的に据えるようになり、シリーズを通してスカイネット対人類の戦争が描かれています。

 面白いことに、これらの物語ではAIはやがて人類と対立して、自分の目的のため自分の存続のために人類を排除しようとする役回りに描かれているのです。もちろん今はまだSFの世界の話ですし、現実の将来はここまでの究極の悲観論には陥らないかもしれません。

 一方で、シンギュラリティの時代になれば、頭を使う仕事は全てAIの方が人間よりも上手くやるようになるので、現在頭がいい人が就くとされる仕事は軒並みAIに奪われることになるという予測があります。Labourと訳すのが適していそうな「体を使う仕事」は蒸気機関をはじめとした機械に取って代わられ、これからWorkと訳すのが良さそうな「頭を使う仕事」もAIをはじめとしたコンピューターに取って代わられます。そうすると、人類は初めて労働から解放され、もはや働く必要がなくなるという究極の楽観論もあります。しかし、実際のところ、体を使う仕事が機械に奪われたとは言っても、その機械を制御したり管理したりする仕事は人間に残されていますし、コンピューターが発展しても逆にコンピューター技術の周辺にたくさんの仕事が生み出されている状況がありますので、労働から人類が解放されるというほどのバラ色にもならないでしょう。

 AIと人類が対立する悲観論と、AIによって人類が労働から解放されるほどの楽観論。その両端の隔たりはかなり大きく、自分は2045年問題の本質は社会のルールや仕組みが大きく変わってしまうことによる社会不安なのではないかと思うんです。つまり、現状が維持される可能性は限りなく低く、社会の行く先は大きな振れ幅で振れる可能性が高いでしょう。その時、例えば頭のいい人が高い所得を得るという現在の傾向は維持されないかもしれません。そうすると、勉強して教養を身につけることが将来役に立つという現在の教育論は意味をなさなくなるかもしれません。人間の価値観すら大きく揺らぎかねないと思うのです。


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2016年11月19日土曜日

赤坂8丁目発 スポーツ246:野球評論家の張本勲氏は、なぜ失言を繰り返すのか (1/5) - ITmedia ビジネスオンライン

赤坂8丁目発 スポーツ246:野球評論家の張本勲氏は、なぜ失言を繰り返すのか (1/5) - ITmedia ビジネスオンライン:

 今回の元記事は、半年も前の記事ながらいまだにアクセスランキングの上位にある、臼北信行氏による「ハリーの炎上商法」に関するものです。ハリーとは言っても、映画の新作が話題のハリーポッターではなく、TBSサンデーモーニングに出演中で野球界のレジェンド・張本勲氏の炎上発言を取り上げたものです。

 この番組での張本氏といえば、ご意見番としてその1週間に起きたスポーツニュースに対して、「あっぱれ!」とか「喝!」とかコメントを述べていくというものですが、その発言があまりにも上から目線だったり独りよがりだったりして、しばしばネット上の炎上を誘うことで話題です。この時の元記事では、5月1日の放送で、イングランド・プレミアリーグで創設133年目の初優勝に王手をかけたレスター・シティFCで活躍する日本代表FWの岡崎慎司選手について「よその国でやっていること。100年だろうが300年だろうが関係ない」と一蹴してしまったというものです。すぐにネットは「一体何様のつもりなのか」「不快で仕方がない」「勘違いも甚だしい」など大炎上したのでした。他にも、サッカー界のレジェンド、キングカズこと三浦知良選手に引退を促して炎上したり、ジャーナリスト江川紹子氏を降板に追い込むなど、問題児っぷりを発揮しています。一方で、この番組はテレビとネットを連携させてハリーの炎上を楽しむ番組なんだと斜に構える人もいたりして、もはやハリーの炎上商法はネット民の定番となっています。

 実は自分も張本氏の現役時代は知らず、レジェンドだとは思っていましたが、臼北氏によればその栄光は大変な苦労の上に築き上げられたものなのだそうです。張本氏は、在日韓国人として広島で生まれ、5歳のときに広島で被ばくし実姉を亡くし、さらに幼少時の大やけどで右手すべてが内側に曲がってしまって薬指と小指の自由を失いました。利き腕を右から左に変えることでそのハンデも乗り越え、極貧を抜け出したい一心の思いで猛練習を重ね頭角を現しました。しかし、浪華商業高校(現大体大浪商)に進学後もプロ入り後も「在日」であることで心ない差別を受け続けました。張本氏が差別・被曝・大やけど・困窮という四重苦を乗り越えて超一流アスリートになれたのは、幼いころに死別した父親の分まで自分を女手一つで育ててくれた母親を想って猛練習を重ねたからでした。

 つまり張本氏が番組内でよく展開する根性論は、確かに現代社会に合わないかもしれませんが、氏自身が実践してきたもので、自分ほど努力と苦労を積み重ねてきた人間はいないという強烈な自負に支えられているのです。なので、戦争を知らず、モノにあふれた現代のアスリートに対しては、つい偉そうに上から目線になってしまうのでしょう。

 しかし、そんな大変な苦労の上に掴み取った栄光が、この番組での失言のたびに汚されていくのは見るに耐えません。番組を製作するTBSが張本氏の炎上を狙って番組に起用し続けていると思われるのが、残念なところです。テレビ東京系で漫画家でタレントの蛭子能収氏を起用し続けるのも、氏の世間からずれた言動を期待したものでしょう。どうしてもテレビ番組という性質上、枠をはみ出すような予想もつかない言動をする人を起用して面白おかしくしようというのはやむを得ないかもしれません。

 張本氏も蛭子氏も、テレビ以外の場所からテレビの世界にやっていた方なので、最初から意図的に常識はずれの言動をして人気を得ようと思っていたわけではないと思います。しかし、何度もテレビに起用されるのが自分の少し世間とずれた言動だと意識し始め、その期待に応えようと段々とエスカレートしてくるんじゃないでしょうか。注目を集めようと、Twitter上でどんどんエスカレートした言動をして炎上する、炎上だけでは済まされず逮捕されたりする人たちと本質的には似ているのかもしれません。張本氏の場合、ネット上でどうなっているかを自分で確認しているのではなく周囲の方から聞いているんだと思いますので、直接的に自分の栄光がちに落ちていくのを実感できていないのかもしれません。自分を客観的に見られない状態になっているんでしょうから、言いにくいこともしっかり言ってくれる人を得ることが重要なのだと思います。


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2016年11月18日金曜日

サメから逃げ切った男の第一声は?プッと吹き出す英語ジョーク - まぐまぐニュース!

サメから逃げ切った男の第一声は?プッと吹き出す英語ジョーク - まぐまぐニュース!:

 今回の元記事は、「笑える英語(無料版)」を紹介している記事です。自分は、文化の違いを最も感じるのが笑いのセンスではないかと思います。日本文化に染まった自分なんかがどう見ても面白くない話でも、英語圏の人なら声をあげて笑うようなこともありますが、皆さんもそんな経験あるんじゃないでしょうか。

 さて、今回のジョークは「パーティの余興」というお話。大富豪が50歳の誕生日に開いたパーティでちょっとした余興を思いつきます。それは、サメが2匹もいるプールを泳ぎ切ったらなんでもあげましょうと。なぜプールにサメ(しかも原文ではホオジロザメ)がいるのか、どんだけ大きなプールだよというツッコミがありそうですが、英語ジョークの場合はなぜかそこはスルー。誰もそんな無謀なチャレンジはしないかに思えた余興ですが、なぜか1人だけチャレンジします。その結末と最後のオチとなるひとこととは。

A millionaire throws a massive party for his fiftieth birthday.

During the party, he’s a bit bored and decides to stir things up a bit. He grabs the mic and announces to his guests that down in the garden of his mansion he has a swimming pool with two great white sharks in it. He offers anything he owns to anyone who will swim across that pool.

The party continues for some time with no one accepting his offer, until suddenly there’s a loud splash.

All the party guests run to the pool to see what has happened, and in the pool a man is frantically swimming as hard as he can. Fins come out of the water and jaws are snapping and the guy just keeps on going. The sharks are gaining, but the guy manages to each the end and he leaps out of the pool, soaked.

The millionaire grabs the mic and says, “I am a man of his word, anything of mine I will give —for you are the bravest man I have ever seen. So, what will it be?” the millionaire asks.

The guy grabs the mic and says, “Why don’t we start with the name of the person that pushed me in!”


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[Java] Snappyによるオブジェクト圧縮の覚書き

 今回は久しぶりに、またプログラムそのものの覚書きです。以前にオブジェクトをJSON形式の文字列に変換することを覚えてから、プログラムの幅がぐっと広がったということを書いたのですが、今回はその応用編。プログラムを書いていると、メモリー節約などのために任意のオブジェクトを圧縮して保持しておきたいといケースがあります。スマホ向けやパソコン向けなどのプログラムを書いている方はあまりその需要を感じないかもしれませんが、サーバーサイドのプログラムを書いていると扱うデータ量がとても多いので、ディスクに書き出すと使うときに遅いので、一時的に圧縮してメモリー上に持っておきたいというケースです。

 そんなとき、Googleが開発したというSnappyという圧縮用ライブラリが便利です。圧縮・伸張の処理そのものはC++でネイティブコードで書かれているのだそうですが、Javaから使う場合はJNI(Java Native Interface)を使って、あたかもJavaのプログラムであるかのように扱えます。Java以外にも.NET向けやPHP向けなど、様々なプログラム言語向けに提供されているライブラリーです。Snappyの特徴は圧縮率というよりも、むしろ圧縮・伸張の速さだと言われていて、ある方のベンチマークによればJava標準のGZipOutputStream/GZipInputStreamを利用するのに比べて、圧縮率は82%ほどと劣るものの圧縮速度は700%・伸張速度も340%ほど高速だったそうです。さすがにネイティブコードだけのことはありますね。

 そんなSnappyを使って圧縮・伸張するのですが、任意のオブジェクトを圧縮・伸張するには、Serializableインタフェースを実装したクラスのインスタンスでなければバイト列に変換できないなど、既存のプログラムをできるだけ変更なく圧縮してメモリー節約するにはちょっと不便です。そこで、JSONの登場なのです。メモリー上で保持したいようなたいていのオブジェクトは処理よりもデータを表すクラス(つまり、POJO(Plain Old Java Object))なので、JSON形式と相互変換するのに適しているのです。従って、圧縮の時はJSON文字列にした上で圧縮、伸張の時は伸張したJSON文字列から元のオブジェクトに戻すのです。コードもとても簡単。

import java.io.IOException;
import org.xerial.snappy.Snappy;
import com.fasterxml.jackson.databind.ObjectMapper;

public class ObjectCompressor {
  private static final ObjectMapper objectMapper = new ObjectMapper();

  public byte[] compress(Object object) throws IOException {
    return Snappy.compress(objectMapper.writeValueAsBytes(object));
  }

  public <T> T decompress(byte[] bytes, Class<T> clazz) throws IOException {
    return objectMapper.readValue(Snappy.uncompress(bytes), clazz);
  }
}

圧縮したい時は、compressメソッドに任意のオブジェクトを渡して圧縮後のバイト列を保持しておきます。そして伸張する時は、保持してあったバイト列と元のクラスを指定してdecompressを呼び出すだけです。

 気をつけなければならないのは、JSONの時に書いたようにList<T>型のデータをそのままcompressに渡すと、decompressの時に第2引数にList.classを渡してもList<LinkedHashMap<String, Object>>という意図しない型になるので、代わりにT[].classを渡してT型をJacksonに伝えることです。

 サーバーサイドのような、いくらメモリーがあっても節約して使わないと枯渇してしまう可能性がある場合、プログラムの中で動的に圧縮して保持しておいて使う時だけ伸張して使う、というのは一度やり出したら病みつきになるくらい便利ワザですよ。


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2016年11月17日木曜日

スシローが『苺のふわとろパンケーキ』販売 | RBB TODAY

スシローが『苺のふわとろパンケーキ』販売 | RBB TODAY:

 今回の元記事は、この山ちゃんウェブログに珍しく、スイーツの話題です。今月11日からスシローでパンケーキ専門店「VERY FANCY」が監修する「苺のふわとろパンケーキ」が販売されています。価格は1皿100円が当たり前のスシローにしては少し高めの280円。それでもコンビニやカフェなどで食べることを考えれば、断然リーズナブルな値段です。

 実は先週の日曜には自分はこれを食べてきたんです。40代男性がスシローでパンケーキというのもミスマッチかもしれませんが、子供たちを連れてスシローにお昼ご飯を食べに行ったとき、娘と半分こで食べたのです。パンケーキはリコッタチーズとメレンゲが練りこまれていて普通よりは柔らかいものの、ふわっふわを想像してハードルを上げすぎると、まぁこんなものかという印象。あ、もちろん上に乗っているいちごムースはふわっふわです。あとは、フローズンいちごが酸っぱくてアクセントになっていて、トータル的にはなかなか美味しかったと思います。

 味の本質とは違いますが、この下に敷いてある紙(?)の生地が強くて反発力があるので、パンケーキを食べるに従ってどんどんお皿の中で浮いてきます。専用のお皿がなくて、お寿司用のお皿に直接パンケーキを乗せるのはイメージがちょっとということだったのでしょうが、パンケーキ自体もこれにくっついてしまったりしていました。回転寿司では、今やお寿司だけでなくケーキなどのスイーツ類を目当てに来店する方もいるようですので、この際スイーツ専用のお皿を導入してみてはどうかなと思いました。
 

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「バイバイ」笑顔の幼子、母は橋から落とした:朝日新聞デジタル

「バイバイ」笑顔の幼子、母は橋から落とした:朝日新聞デジタル:

 今回の元記事は、山本奈朱香氏・田中恭太氏による先月のニュース記事です。正直言って、元記事を読んで胸が痛み、息をするのも苦しくなってしまいました。「育児の孤立化」をテーマとしたある母子の悲劇。

 元夫との間に3歳の娘がいる当時24歳の女性。交際相手の男性は、そんな娘を疎ましく思う。と聞けばよくある話のようにも思いますが、育児の相談や協力を求めることができないままに女性は精神的に追い詰められてしまい、ついには娘を手にかけてしまうという悲劇的な結末になってしまったのです。

 自宅アパートに戻った女性が食器を片付けようと台所に行くと、娘が泣き始めます。明らかに不機嫌な様子の交際相手を見て、娘とアパートを出て子どもを預けられそうな施設をネットで探しますが、見つからない。思いつめた女性は「この子がいなくなるしかない」としか考えられなくなってしまいます。そして午後10時過ぎ、近くの川に架かる橋のそばに車をとめ、娘を両腕に抱いて橋の欄干に立たせます。車が通るたびに娘を欄干から降ろしますが、3度目、娘を抱く手を伸ばして宙に浮く状態にしてみます。その時、娘はにこっと笑い、突然こう言ったといいます。

 「バイバイ」

 女性が手を離すとドボンという音が聞こえましたが、慌てて車まで走り、自宅前で車を止めると車内で少し泣いたそうです。翌日、橋の1キロ下流で女の子の遺体が見つかりました。3歳の誕生日を迎えたばかりだったそうです。

 女性は、我が子をほったらかしにしたり育児放棄をしていたのではありませんでした。事件の2カ月前には市役所を訪れ、泣きながら相談員に悩みを打ち明けていました。相談員の「1日1回、7秒間抱きしめてあげて」という言葉に従って、娘を毎日抱きしめてみましたが、それでも育児のストレスは消えなかったようです。実は、一度児童相談所(児相)が娘さんを一時保護する方針を決めたそうですが、実家の祖母が一時的に娘さんを引き取ったために、保護の決定は取り消しになったということがあったのだそうです。事件の1ヶ月前のことでした。

 女性の父親は山本氏・田中氏の取材に対して「どうにもならない時は絶対に親に相談してくれるというおごりがあった」と後悔の念でいっぱいの様子だったようです。父親の「最優先は命。それだけを救いたかった」という言葉が虚しく響きました。

 自分には2人の子供がいますが、下の娘はちょうど3歳でこの女性の娘さんと同い年です。この元記事を読ませてもらった時、頭の中では、記事に登場する娘さんが自分の娘の顔で再生されてしまい、娘さんの最期のひとことに、心臓を鷲掴みにされる思いがしました。これはという解決策を提案できるわけではありませんが、とにかく「ひとり」での子育ては禁物なんだと思います。交際中の男性が同居していたのだから「ひとり」じゃない、保護を決められた時に祖母が迎えに行けたんだから「ひとり」じゃない.....いや、そうではなかったのです。子育ての苦労も喜びも分かち合える、そういう意味での「ひとりじゃない」という環境でなければ、子育てはとてつもない圧力で親にのしかかってくるのだと思います。

 実際のところ行政や児童相談所の方々の頑張りは頭が下がる思いですが、それでも全ての親が本当の意味で「ひとりじゃない」育児ができるようにはなっていないのだと思います。配偶者や交際相手が本当の意味で一緒に育児する仲間でない方は、おじいさん・おばあさん・ご近所の方、とにかく周囲の方が気づいてフォローしてあげてほしい。そして決して「ひとり」で育児しては・させてはいけないんです。


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2016年11月16日水曜日

機械式時計を分解してわかった、魔術的とも言える魅力の理由って?|ギズモード・ジャパン

機械式時計を分解してわかった、魔術的とも言える魅力の理由って?|ギズモード・ジャパン:

 今回の元記事は、照沼健太氏による機械式時計の魅力を紹介した記事です。シチズン時計が20年ぶりに復活させるブランド「クラブ・ラ・メール」の広告のためのスポンサードの元記事ですが、実は自分も機械式時計は大好きで、残念ながらシチズンとはライバルにあるセイコーウォッチの「グランドセイコー」シリーズの自動巻きのモデル(↓こんなやつ)を愛用しています。

シチズン時計の技術者である中川氏によれば、現代における機械式時計の加工技術追求は、実は「技術の無駄遣い」と言えるのだそうです。機械式時計のアナログ加工技術は、いくら追求しても究極的には「決して勝てない勝負」に挑んでいると言えるかもしれません。現代科学を応用すれば、精度は格段に上げられますし、昨今では携帯電話やスマホで正確な時刻を知ることができます。そんな現代において、時計を単なる時刻表示機器として考えると、加工技術を追求して機械式時計を作るのはある意味で無駄なことです。

しかしそれにも関わらず、シチズン時計の企画担当である村本氏によれば「近年、若者を中心に機械式時計が注目されてきている」のだそうです。そんな機械式時計の魅力をあえて一言で表すならば「ロマン」ではないでしょうか。曖昧で郷愁漂う「ロマン」という言葉は、ソフトウェア開発とかIoTの前線でデジタルな仕事をしている自分からすると、対極にある価値観のような気もしますが、実は自分は機械式時計だとか万年筆だとかアナログな持ち物が大好きです。万年筆の話をしだすと長くなるのでそれは次の機会に譲るとして、機械式時計に話を戻すと、やはり正確性とか手のかからなさとか値段の安さとか、色々合理的な理由を検討すれば間違いなくクォーツとか電波時計に分があります。それでも機械式時計を選んでしまう。寸分の狂いもなく何時何分何秒と正確な時刻を刻む工業製品よりも、正確さも劣るし手入れの面倒もある、それでも職人的な加工技術と歴史が詰め込まれた、そういうものを身につけられるのは究極の「男のロマン」ではないかと。高機能で低燃費・故障知らずの日本車もいいですが、手がかかるし燃費もイマイチの欧州車やアメ車を好む人がいるクルマの世界にも相通じるところがあるかもしれません。

 そして、元記事ではシチズン時計の「クラブ・ラ・メール」を分解しています。照沼は、部品ひとつひとつ加工ひとつひとつに歴史を感じる、まるでファンタジーの世界の建築物のようだと感嘆の声を上げています。

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たったこれだけ?他人に腹を立てずに済む、魔法の「判断」とは - まぐまぐニュース!

たったこれだけ?他人に腹を立てずに済む、魔法の「判断」とは - まぐまぐニュース!:

 私たちは、特に初対面の人や初めて目にするニュースに対して、第一印象や第一報の段階で強烈なイメージを受けてしまい、それがマイナスイメージだと不信感や怒りにつながってしまうケースがあります。今回の元記事は、そういう時はちょっと判断を先送りする考え方がありますよというものです。

 バックグラウンドが同じだったり、旧知の仲だったりする場合は少々言葉足らずであっても、前後の文脈やあうんの呼吸がそのギャップを埋めるので誤解なく分かり合えることもできます。しかし、異なる文化的背景を持つ人やまだよく知らない相手との対話の場合、ちょっとした言葉の行き違いで「一体何なんだこの人は?」と思ってしまったり、そのまますぐに「この人とはソリが合わない」なんて判断してしまうケースがあります。しかし、元記事で進められているのは、そんな時はちょっと待って判断のタイミングを先延ばしにしてみましょうというのです。

 こういう態度を「エポケー」と言います。停止・中止・中断などの意味で、元々は現象学の分野で有名なエトムント・フッサール氏が「括弧に入れる」という意味で使ったものですが、グローバル化は進む現代社会では、その態度は異文化交流の現場で応用して使用されます。バックグラウンドが異なる人と交流する場合、相手の発言や態度が自分にとって突拍子もなくすぐには理解できないといいうことがよく起こります。そういう時には、すぐに「受け入れられない」「仲良くなんてできないな」と決めてしまわず、判断をフラットにしたままちょっと待つのです。その間は、その人に対する自分の評価判断は意識的に停止させます。もう少し様子を見て、どうしてこの人はこんな態度をとるのか、なぜそんなことを言うのか、こんなことを言わせるバックグラウンドは何なのだろうか、と一歩下がって考えてみましょうということです。元記事の著者は、エポケーは相手をよく理解するための姿勢でもあると同時に、うかつに相手の印象操作に惑わされず、正しく相手の意図を理解するためにも有効な姿勢だと述べています。

 この考え方には、とてもいいことだと自分は思います。自分もそうですが、日本に生まれ育った人はどうしても異なるバックグラウンドを持つ人に対する許容度というか受け入れるキャパシティが小さい傾向があると思います。アメリカやヨーロッパなど、異なる文化や歴史のバックグラウンドを持つ「人種のるつぼ」のような環境に慣れた人とは、その対応がとても違っているように思うのです。そういう時、自分が価値判断をしようとする時に根拠にしているバックグラウンドは世界的に見れば井の中の蛙であって、他に様々な文化や考え方があるんだと謙虚に考えることが必要かもしれませんね。そうすれば、じゃあこの人の持つバックグラウンドはどういうものなのだろうかというように思考が働き、もっと情報を集めて相手のバックグラウンドを理解してからでないと判断は下せない、というように考えられるかもしれませんね。


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2016年11月15日火曜日

Apple、スマホ市場利益の104%を独占か。シェア低下にもかかわらず|ギズモード・ジャパン

Apple、スマホ市場利益の104%を独占か。シェア低下にもかかわらず|ギズモード・ジャパン:

 今回の元記事は、スマホ市場ではiPhoneってそこまで強かったのかという話題です。日本ではiPhoneの強さが際立っていますが、世界的にはシェアが低くむしろAndroidの方が圧倒的に買っているイメージでした。もちろんiPhoneはApple社による独占提供ですので、多くのメーカーがひしめくAndroidが多くのシェアを持つと言っても個別メーカーを見るとAppleに及びそうなのはSamsungくらいなのかなと。

 しかし、Investor's Business Dailyにて、BMOキャピタル・マーケッツのアナリストの見積りによれば、iPhoneは2016年第3四半期(7月〜9月)において利益ベースで103.6%のシェアを獲得したというのです。シェアが100%を超えるとはどういうことなのかと思いますが、ポイントは「利益ベース」のシェアということ。つまり、他のメーカーがマイナスのシェア、つまり損失を出しているということなのです。元記事で取り上げられている見積りでは、台数ベースでは21.7%ものシェアを持つSamsungも利益ベースだとたったの0.9%! ただ、Samsungは今期はGalaxy Note 7の発火事故という大失点があったので、やむを得ない数字かもしれません。そのSamsungの急ブレーキによって、iPhoneは初のシェア100%超えを達成したということなのだそうです。

 台数ベースのシェアを伸ばし続けるAndroidと、利益を伸ばし続けるiPhone。Android陣営のメーカーにとっては、スマホ市場はレッドオーシャンなのかもしれません。それにしても、強すぎるよiPhone!


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2016年11月14日月曜日

【衝撃事実】ワタミが「ワタミ」であることを隠して店舗展開した結果 / 売上高483億円で業績回復しまくり(笑) | バズプラスニュース Buzz+

【衝撃事実】ワタミが「ワタミ」であることを隠して店舗展開した結果 / 売上高483億円で業績回復しまくり(笑) | バズプラスニュース Buzz+:

 今回の元記事は、yawatasan氏による居酒屋チェーン店の「ワタミ」グループに関する業績回復を知らせる記事です。何年か前からワタミはブラック企業だとの強い印象がついてしまったワタミグループ。創業者であるカリスマ・渡邉美樹氏の根性論的なポリシーは、2008年に森美菜さん(当時26歳)が居酒屋での調理業務に未明まで従事し、そのまま眠る時間もないままに本社の研修に参加した末に自ら命を断つという「過労自殺」の事件で大きなバッシングを受けました。

 そのまま元気なくズルズルと業績を下げていたワタミですが、テレビ東京「Newsモーニングサテライト」が面白いニュースを報じ、インターネット上でも話題になっています。それは、ワタミが「ワタミ」であることを隠して別名で店舗展開したところ、業績が回復したというのです。4~9月期の売上高が482億7000万円、1年前と比べ1.8%プラスで15年ぶりに前年を上回ったと報じているのです。なんと、業績好調の決め手は、ワタミだとバレないことだというのですから、皮肉なことこの上ありません。

 実は、ワタミグループの全27ブランドのうち22ブランドは、店名に「ワタミ」というブランド名を冠していないということで、「ワタミ」という名前を隠すことで実際に業績が改善しているのであれば、その効果があったといえるのかもしれません。インターネット上では、ワタミ隠しって会社にプライドも誇りもないのかという辛辣な声も上がっているようではありますが。


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人工知能は人間の働き方をどのように変えるのか 【対談】マイケル・オズボーン(オックスフォード大学 准教授)×川崎健一郎(アデコ 代表取締役社長)【後編】 | 働き方フロンティア|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

人工知能は人間の働き方をどのように変えるのか 【対談】マイケル・オズボーン(オックスフォード大学 准教授)×川崎健一郎(アデコ 代表取締役社長)【後編】 | 働き方フロンティア|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー:

 今回の元記事は、以前にその前編も取り上げさせて頂いた、AIの発展による未来の悲観論の元になっている論文「雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか」の著者マイケル・オズボーン氏に、アデコ社長の川崎健一郎氏がインタビューした対談記事の後編です。

 AIによってこれまで人間が担ってきた仕事が代替されるようになるなら、人間はどのような準備をするべきなのでしょうか。オズボーン准教授によれば、どんなスキルを磨くべきかとか、どのような職業を選ぶかといったことよりも、富を分配するシステムをどのように構築するか、その設計が重要になってくるということです。前編で議論されたように、テクノロジーの発展によって失われる仕事もあれば生み出される仕事もあります。したがって、単純にAIの発展によって失業者数を増大させることはありませんが、前編で自分も疑問を呈したように、その生み出される仕事は人々が望む仕事であるとは限りません。現在のミドルクラスの仕事は、賃金レベルの低い仕事になるかもしれません。大きな格差が生まれないよう、社会構造をどのように築くかが命題になってきます。

 これに関していつも自分は、まさに合成の誤謬の「逆問題」ではないかと思うのです。つまりこの手の議論の時には、社会全体のことに目を向けることが重要だと合成の誤謬の「順問題」の議論をされることが多いと思うのです。「順問題」「逆問題」という表現は自分の造語で正式なものではありませんが、「合成の誤謬」は貯蓄のパラドックスとかオイルショックでのトイレットペーパー不足など、個人にとっていいことをした結果が社会全体としては逆効果になるという意味の経済用語です。その教訓は、人間はミクロな視点で良し悪しを考えてしまいますが、マクロな視点で考えなければならないというものです。オズボーン准教授と川崎健一郎氏の対談もまさにそういう議論になっていて、社会全体として失業率が上がるわけではないからいいよねという議論ですが、個人的には全面的には賛成しかねるのです。マクロな視点がなくていいと言うわけではありません。しかし、それまで大学教授や裁判官・弁護士・経営者など、いわゆる頭のいい人が担う仕事をしていた人や高収入を得ていた人がその仕事をAIに奪われ、代わりにクリーニングのピックアップや犬の散歩をさせる仕事があるから問題ないよねと言われても、そうではないだろうと。そこには社会不安や社会混乱が起きるのではないか、もっと個人的に自分の仕事がAIに奪われることをリアルに想像してみれば、ミクロなレベルの議論もやはり重要なんじゃないかと思うのです。この山ちゃんウェブログで言っている「逆問題」というのは、つまりはそういうことなのです。

 次に、悲観的な未来が予想されるならば、AIの進化を抑制すべきかどうかという議論があります。しかし大方の予想通りオズボーン准教授も、AIに限らずテクノロジーの発展は否定すべきではないと述べています。

 このご意見はもっともで、歴史的にも、テクノロジーの急激な発展が起きるときに必ずブレーキをかける動きが出てきますが、幸か不幸かブレーキがかかった試しはありません。AIに関してならば、生存に直接関わらないメリットのために、取らなければならないリスクが大きすぎるという意見です。しかし、これまでもダイナマイトや原子力爆弾などリスクが大きすぎる技術も、結果的には実現されてきました。これらの技術はリスクも大きいですが、悲観論を述べる人が想像する以上のメリットを得るための周辺技術もまた発展したからです。AIについても、人間の仕事を奪って社会を混乱に陥らせるリスクはもちろんありますが、交通事故を減らす・CO2排出量を抑制する・人口問題を解決する、など人類規模の社会課題を解決できる可能性があるという大きなメリットを秘めています。

 最後に、オズボーン准教授と川崎氏が面白い具体例の議論をしています。それは、人材サービス会社がAIを駆使することについてです。つまり、人材サービス会社が全てのスタッフの仕事ぶりを定量的または定性的に把握して評価することは不可能ですが、AIを使用すればそれが可能だということです。それによって、真の意味での「適材適所」が達成され、人材サービス会社は働き方のシステム変革を実現するという話になっています。

 自分は、この例さえも合成の誤謬の逆問題になりかねないと思います。例えば現在は人事評価だと言っても、1人のスタッフに1人の管理者がべったりと付いて仕事ぶりを把握・評価することは現実的ではなく、数人から数十人のスタッフの仕事ぶりを1人の管理者が把握・評価するくらいの割合が実際のところでしょう。それは当たり前のことですが、「管理者」という職種がそれなりに頭のいい人が就く高収入の仕事なので、スタッフ1人に対して1人を割り当てて得られる「評価の正確性」というメリットよりそのためのコストデメリットが大きいからです。AIが「管理者」の役割を担えば、このメリット・デメリットの大小関係が一気に逆転します。かなり低コストで「正確な評価」というメリットを得られるようになるでしょう。しかし、ミクロレベルではその先に待っているのは、決して逃れられない監視の目のもとでスタッフは働くことになるという仕事スタイルです。営業先からの帰り道にちょっとコーヒーでもとか、意外にも重要な喫煙所での情報交換だとか、仮病を使ってちょっとズル休み(これはアウトかも)のような、これまでのような「余裕」というか仕事の「のりしろ」のような部分が無くなってしまうかもしれません。その結果、以前取り上げさせて頂いた定時退社を強制した時のように、スタッフのモチベーションが低下して上意下達のみで作業を機械のようにこなすだけになっていくのではないかと危惧します。マクロ的には人材サービス会社はAIを導入して適材適所が進んだと胸を張るのかもしれませんが、ミクロなレベルではAIが導入されて機械が人間を管理する逆転現象が起きることで、人間の尊厳に関わってくる問題になるかもしれないと言ったら言い過ぎでしょうか。


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2016年11月13日日曜日

「邪魔な夫預かります」妻がゆっくり買い物ができるように新設された託夫所が登場!|@Heaaart - アットハート

「邪魔な夫預かります」妻がゆっくり買い物ができるように新設された託夫所が登場!|@Heaaart - アットハート:

 今回の元記事は、ちょっと衝撃的な文言ですが、内容がわかってくるととてもいいサービスに思えてきました。中国・上海にある「万科広場」というショッピングモールに、時間をかけて買い物をしたい妻のために、なんと「夫預かり所」がオープンしたというのです。子供を預かってくれる「託児所」はよく耳にしますが、夫を預ける「託“夫”所」とはどうにも耳に馴染みがありません。

 その「託“夫”所」は正式には「老公寄存室」という部屋で、女性が買い物をする時に夫をその部屋に預けておくと、夫はその時間気ままにその部屋で過ごせるようになっているというのです。

 女性側の「ゆっくり買い物できる」というのと、男性側の「買い物に付き合わずに済む」という、一挙両得のサービスなのです。元記事から転載させて頂いた写真を見ると、ちょっと殺風景ですがマッサージチェアーがあったりしてなかなか快適に待って入られそうです。アメリカでも複数のメディアが取り上げているそうで、「これからのクリスマスシーズンに使えそう」「これを機会に夫を預ける妻が続出するのではないか」なんていう声も上がっているのだとか。

 よく考えて見ると、そうまでして夫婦揃って買い物に出かけなくてもいいのではないかという気もします。日本でも、デパートなどの入り口で「じゃあ後で」と言っ夫婦別々になり、それぞれの買い物をして喫茶店やレストランで待ち合わせというようなことをやっていたと思いますので、それを考えればちょっと変な形態ではありますが日本でもニーズは十分にありそうです。

 個人的には、日本ではそもそもデパートやショッピングセンターに託児所が少ない気がしますので、まずはそちらの充実をお願いしたいところではあります。それならば子供を預けて、オクさんは買い物へ自分は好きなコーヒーを飲みに喫茶店へといったこともできますし。自分たちがよく利用させてもらうイオンモールの場合、子供が遊べる遊具が揃った有料プレイスペースもあるのですが、必ず親が一緒に入らなければならないので、子供を預けて親たちは買い物というわけにはいきません。もちろんショッピングセンター側も子供をきちんと預かるには、それなりの資格を持つ人を配置したり入場出場の管理をきちんとしなければならないなど、相当にハードルが高いのでしょうが。


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14日夜に「スーパームーン」!68年ぶりの大きさ | RBB TODAY

14日夜に「スーパームーン」!68年ぶりの大きさ | RBB TODAY:

 前回の記事はタイミングを逃してしまったので、今回はタイムリーにこの話題を。月の公転軌道は楕円なので、月と地球の距離は変化しています。そのため、月と地球が最も近く時と満月になる時が近いと、月がとても大きく見えます。科学的な定義は定まっていないそうですが、満月には大きむ見える満月と小さく見える満月があって、そのうち一定以上に大きく見える満月を「スーパームーン」と呼んでいます。
 
 2016年にもっとも小さい満月(4月22日)と比べて、11月14日22時52分の満月は、明るさで30%増、大きさは14%増になるのだそうです。こんなに大きく見えるのは68年ぶりで、次に同じくらいの大きさに見えるのは18年後の2034年11月26日です。

 残念なことに天気予報によれば、14日は沖縄や東北をのぞいて曇りや雨の予報になっているので、この世紀の天体ショーを肉眼で見るのは難しいかもしれません。天気良い居場所から生放送される計画もあるそうですので、そちらで鑑賞してみようかなと思います。


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2016年11月12日土曜日

ポッキーの日だけじゃない。11月11日はなぜ「電池の日」なのか? - まぐまぐニュース!

ポッキーの日だけじゃない。11月11日はなぜ「電池の日」なのか? - まぐまぐニュース!:

 今回の記事は、本来は昨日の11月11日に書いておくべき内容だったのですが、そうだったのかーと思ったことなので、1日遅れにも関わらず書くことにしました。

 「11月11日」って1ばかり並ぶので、いろいろな日になっています。自分が知っていたのは「ポッキーの日」と「プリッツの日」。本当は「ポッキー&プリッツの日」というのだそうで、1999年に製造元の江崎グリコが制定したのだそうです。そう、1999年は平成11年。つまり「11年11月11日」だったんですね。

 あと、自分は知らなかったのですが「電池の日」「鮭の日」にも制定されているのだとか。電池の日は正直「なんで??」と思いましたが、「十一月十一日」と漢字で書いた時に「プラス・マイナス」に見えるからという理由なんだそうです。「鮭の日」も同じように「十一十一」が「鮭」の漢字の"つくり"になっているからということだそう。鮭の日よりも電池の日の方が、なるほど感は高いかもしれませんね。

 さらにさらに、下駄の足跡に見立てて「下駄の日」、しめじ・なめこ・えのきだけに見立てて「長野県きのこの日」、「11 11」の並び方が靴下を2足並べた様子に見えるということで「靴下の日」というのもあるそうです。日本靴下協会(!)が、恋人同士でペアの靴下を贈りあいましょうと1993年に制定されたのだそうです。

 いやー、つくづくこの話は、昨日の11日のうちに書いておきたかったです。来年にはまた同じ話を、ソウダッタノカーと言ってそうですが。


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[Java] Jacksonを使ってJSON形式に変換する覚書き

 今回、久しぶりにプログラムに関する覚書きの記事です。実は自分は少し大げさな言い方をすると、JSONという形式を覚えてから、とてもプログラムの幅が広がりました。JSONは、あの「13日の金曜日」に出てくるジェイソン(Jason Voorhees)と同じ発音で、JavaScript Object Notationを略したものだと言われています。簡単にいうと、JavaやC#それに名前の元にもなっているJavaScriptなどのオブジェクトを文字列に変換したもので、C#のオブジェクトをJSON文字列にしてそれをJavaScriptのオブジェクトに戻す、なんてことができる便利な形式なのです。以前はその役割はXML(eXtensible Markup Language)が担っていたのですが、最近ではWebサービスなどでやり取りされるデータも、ほとんどがJSONフォーマットになっています。

 さて、JavaのオブジェクトとJSON文字列を相互に変換するには、いくつかのライブラリーがありますが、自分はJacksonというライブラリーを使っています(他にもJSONICなんていうライブラリーも有名です)。このJacksonのライブラリーのjarファイルを暮らすパスの通っているところにおけば、すぐにプログラムの中から使うことができますし、簡単に相互変換できるのです。

 自分がまず最初にやったのは、Webサーバーのセッション上で保持する情報をJSON形式で保持することでした。というのも、複数のWebサーバーでクラスターを組んで、Webサーバー1でセッション上に保存した情報をWebサーバー2でも取り出して使いたいという場合、保持する情報はSeriarizableというインタフェースを実装していなければなりません。Seriarizableということは、オブジェクトをバイナリー形式に変換してWebサーバー間で同期されているということですが、サードパーティ製のオブジェクトを保持したいケースがどうしても出てきたので、文字列ならば必ずSeriarizableなのだからという理由で、JSON文字列に変換してから保持すればよかろうというのがそもそものアイデアです。

import com.fasterxml.jackson.core.JsonProcessingException;
import com.fasterxml.jackson.databind.ObjectMapper;
import javax.servlet.http.HttpSession;
import java.io.IOException;

public class SessionManager {
  private static final ObjectMapper objectMapper = new ObjectMapper();

  public static void setSessionAttribute(HttpSession session, String key, Object value) throws JsonProcessingException{
      session.setAttribute(key, objectMapper.writeValueAsString(value));
  }

  public static Object getAttribute(HttpSession session, String key, Class<?> type) throws IOException {
    Object object = session.getAttribute(key);
    if (object == null)  return null;
    return objectMapper.readValue(object.toString(), type);
  }
}

 とても簡単ですね。JSON文字列に変換する場合はobjectMapper.writeValueAsString(value) というようにどんなクラスのオブジェクトでも渡せますし、逆に文字列から戻す場合はobjectMapper.readValue(object.toString(), type)です。object.toString()はHttpSession.getAttribute()が格納したJSON文字列をオブジェクト型を返すので、文字列に戻しているだけです。

 例えば、次のようなクラスを考えると、上記のsetSessionAttributeメソッドでセッション上には {name: "John Smith", age: 33} のようなJSON文字列で保存されます。その保存したJSON文字列をgetAttributeで戻すと、下記のクラスのインスタンスが得られるというわけです。

public class Person {
  private String name;
  private int age;
  public getName(){ return name; }
  public void setName(String name) { this.name=name; }
  public int getAge() { return age; }
  public void setAge(int age){ this.age=age; }
}

 ところがです。意外にも困ったことが起きたのです。Personのインスタンスをセッションに格納する場合はこれで良かったのですが、List<Person>のインスタンスを格納しようとした時に、変なことが起きたのです。上記と同じように、格納時は
    List<Person> persons = new ArrayList<Person>();
    Person person = new Person();
    person.setName("John Smith");
    person.setAge(33);
    persons.add(person);
    SessionManager.setAttribute(session, "persons", persons);
としました。これはいいんです。ところが、JSON文字列からJavaのオブジェクトに戻そうとした次のコードが動かないのです。
    List<Person> persons = (List<Person>)SessionManager.getAttribute(session, "persons", List.class);
なんと、Personの時はキャストできたのにList<Person>になった途端にキャストできないのです。しかもデバッガでSessionManager.getAttributeの戻り値がどんな型になっているのかを確認すると、なんとList<LinkedHashMap<String, Object>>という、どこからそんな型が出てきたのかという型になっていたのです。これは、もしかしてJSONはリストを扱えないのか?と思いましたが、分かってみればなんてことのない、よく考えてみれば当たり前のことだったんです。

 答えは、SessionManager.getAttribute()に渡した第3引数にありました。Javaの場合、ジェネリックの型変数まで指定してList<Person>.classとはできません。どうしたって、List.classでなければビルドが通らないのです。つまり、Jackson側はリストに含まれる1つ1つの要素は型が分からないんです(この場合はList.classのどの情報を見ても要素がPersonだという情報が含まれていません)。そして、分からないなら分からないなりに、名前と値の組み合わせであるLinkedHashMap<String, Object>になっていて、結果的にList<LinkedHashMap<String, Object>>型なので、List<Person>へのキャストで例外になったのです。これが、トップレベルがリストなのではなく
    public class School {
        private List<Person> students;
        ..........(セッター・ゲッターなど省略)..........
    }
のような場合で、SessionManager.getAttribute(session, "school", School.class) のようになっていれば、School.classの中にList<Person>型のstudentsというフィールドがあるという情報があるので、JacksonがPerson型を認識してくれるのです。

 したがって、解決法その1としてはリストをやめて配列にするという手があります。
    Person[] persons = (Person[])SessionManager.getAttribute(session, "persons", Person[].class);
これなら、Person[].classという型情報にPersonという要素の型が分かるようになっているので、Jacksonが思い通りの配列に戻してくれます。

 解決法その2は、トップレベルではなくそのリストを囲うクラス(上記のSchool)を使ってSchoolのインスタンスとして扱うことです。ただ、いちいちリストを囲うクラスを作らなければならないのは、ちょっと不便ですね。

 他にも解決法その3として、Jackson側でこういうケースを想定して準備してくれているTypeReferenceというクラスを使って、objectMapper.readValue()のところを
    List<Person> persons = objectMapper.readValue(object.toString(), new TypeReference<List<Person>>(){});
のようにすれば、リストのまま取り扱うこともできます。

 自分は、SessionManagerクラスをそのままにするために、解決法その1を取りましたが、SessionManagerのようなユーティリティクラスを使わない場合は、その3の方法がエレガントかもしれません。今回の問題は、ライブラリーを作る側の気持ちになって考えれば、要素の型情報(Person)がわからないのに戻しようがないことはわかりますが、最初はアレっと思いました。


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2016年11月11日金曜日

ロジカルシンキングで開発要求に応える - 「難しいお願い」はこう通す:ITpro

ロジカルシンキングで開発要求に応える - 「難しいお願い」はこう通す:ITpro:

 今回の元記事は、島津忠承氏によるITエンジニアの説得能力に関する記事です。ITエンジニアの中で、たとえプログラマーだったとしてもコンピュータだけを相手している人は少ないのではないでしょうか。業界外の人にとっては意外かもしれませんが、最新のITの現場であるSEやソフトウェア開発の場では、コンピューターを扱う能力よりも人間系の能力が求められることの方が多いくらいなのです。

 ITやソフトウェア開発の現場で相手を説得できないと、理不尽な要望を受け入れて予算や納期の超過につながったり相手を怒らせてしまったり、不幸なことが起きてしまう場合があります。自分のようなメーカーの開発現場にいる場合も、顧客対応やSEなどのフロント部門や製品の品質検査などをつかさどる品質保証部門、関連会社や外注先など、多種多様な価値観と興味の対象を持つ人を説得する場面に出会います。よく就職関係のサイトなどを見ていると、企業で求められるのはコミュニケーション能力だなどとひとくくりにされがちですが、ITやソフトウェア開発の現場で最も必要なのは、単に性格が明るいとか面倒見がいいとかではなく、ロジカルに論理を組み立てて相手を説得する「ロジカル説得術」ではないかと思います。

 そして「ロジカル説得術」は、論理的に正しい主張であるだけでは片手落ちです。この能力は、自分の主張を相手がどのように受け止めるのかに配慮した上で、論理を展開するというスキルです。ピースミール・テクノロジーCEOの林浩一氏は「論理的に正しい主張でも、説得力があるとは限らない」と指摘しています。顧客とエンジニア・リーダーとメンバーなどの立場の違いを含めた「文脈」によって、同じ論理展開をしても相手の受け止め方が変わるのです。

 例えば自分の経験では、開発部門の人間が、顧客やユーザー・もしかしたらSEなどに対してもアーキテクチャーや内部構造の変更の難しさを根拠に、仕様変更を思い止まらせようと説得しても、まず無駄に終わることが多いと思います。彼らは技術の詳細に興味があるわけではないので、技術面を主軸にしていくらその上に正しい論理を積み重ねても響かないのです。このケースでは、彼らにとって興味のある運用面を主軸にして、その上で論理を組み立てる必要があるのです。

 主軸が決まった次は論理を組み立てることになりますが、その論理の組み立てのために、まず相手と自分の認識を合わせる必要があります。これはどちらかというと、相手側にこちらと同じ認識を持ってもらうよう、相手を自分たちの方へ引き込むイメージです。島津氏によれば、認識を揃える対象は(1)解決すべき問題、(2)判断基準、(3)提案がもたらす相手にとってのメリット、(4)提案に潜むリスクへの対策、の4項目です。この4項目について合意が得られれば、もうロジカルな説得はうまくいったも同然だというのですが、自分の経験からは、なかでも(1)が最も重要だと思います。何を解決すべきかということを自分たち側に引き寄せて合意すると、その後の提案はまずまずもって受け入れやすくなります。

 最近の自分の経験の例では、あるシステムには表示中のデータをダウンロードする機能があるのですが、このシステムでは表示したデータしかダウンロードできず、また表示はグループ単位・日付単位なので、もっとまとまった単位のデータを出力したい場合は何度も画面を切り替えながらダウンロードしなければならないのです。そして、ユーザーが画面を切り替えながらダウンロードしている時、困ったことが起きました。それは、ダウンロードするときのファイル名がいつも同じなので、同じディレクトリ内に保存しようとすると、自分で名前を変えないと前のファイルを上書きしてしまうという問題です。そこで、ダウンロードするたびに異なる名前がつくように変更依頼があったのですが、技術的には、表示中の画面データをダウンロードする機能は全画面の共通機能なので、特定の画面だけを変更するわけには行かなかったのです。しかし運用面を軸に考えると、解くべき問題は「同じディレクトリ内で前のファイルを上書きしないようにする」ことではなく、「複数のグループ・複数の日付のデータを一括でダウンロードする」ことです。これならば、その画面だけの専用ダウンロード画面を作れば技術的に対応可能ですし、運用面でも明らかに利便性が上がります。解くべき問題を、相手の興味が最もある運用面(利便性)を軸にして合意すれば、(2)〜(4)の項目(例えば、追加のコストと工数がかかるとか)はあっという間に合意することができました。

 ITエンジニアは、とかく技術面を軸にして説得にかかろうとする傾向があります。しかし非エンジニアにとって、技術はどうでもいいとまでは言いませんが、技術を軸に論理が組み立てられた説得は、技術に長けたエンジニアが無知な自分を丸め込もうとしていると感じてしまい、余計に態度を硬化させてしまう場合があります。そんな時は、相手の興味のあることを軸にした上で、組み立てるロジックの前提をこちら側に引き込む、特に解くべき問題を引き寄せることで、いい落とし所を見つけられる場合があります。


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2016年11月10日木曜日

「トランプ大統領」誕生の先に何が起こるのか? (1/8ページ):nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

「トランプ大統領」誕生の先に何が起こるのか? (1/8ページ):nikkei BPnet 〈日経BPネット〉:

 さすがに今日はこの話題を取り上げないわけにはいかないでしょう。元記事はジャーナリスト田原総一朗氏によるもので、全世界が注目したアメリカ大統領選挙で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利した話題です。投開票の始まった11月8日(日本時間では9日朝)まで、自分も含めてほとんどの人が民主党のヒラリー・クリントン氏が勝つと予想していたのではないでしょうか。大変な番狂わせです。それにしても、今年は大きな番狂わせが続きました。まだ記憶に新しい6月、イギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票で、EUから脱退派が勝利を納め、いわゆるBrexit(Britainとexitを合わせた用語)に発展する事態になったことも、大方の予想を覆す番狂わせだったと言えるでしょう。7月末の東京都知事選で小池百合子現知事が勝利を納めたことくらいが「予想通り」だったかもしれません。

 さて元記事に戻りますが、トランプ氏は行政経験が全くなく、共和党の予備選挙の時には泡沫候補の1人だと思われていました。さらにいわゆる「暴言」問題によってトランプ氏には決していいイメージはないと思いますが、そんなトランプ氏がオバマ現大統領を引き継ぐクリントン氏に勝利するほど、米国内に閉塞感が蔓延しているということなのでしょうか。

 田原氏の指摘によれば、トランプ氏のメッセージの中で最も重要なのは、「米国は世界の警察をやめる」ということだそうです。実は同じメッセージをオバマ現大統領も発信したのですが、実際はやめるどころか依然として世界の警察でい続けています。オバマ・トランプと続くこの共通メッセージには、第二次大戦後の世界の秩序を守るためにカネもヒトも大量に犠牲にしてきたアメリカが、世界の賞賛や尊敬を受けるどころか、むしろ非難されているという現実があります。特にイラク戦争では多くの犠牲を払ってまでフセイン独裁政権を倒したにも関わらず、かえって大混乱に陥って国際テロ組織「イスラム国」まで生み出してしましました。トランプ氏は、アメリカは世界のために奉仕する警察官の任を降り、自分たちだけがよければいいという「アメリカ第一主義(アメリカ・ファースト)」を主張したのです。

 この主張が支持された背景には、「プア・ホワイト」と呼ばれる所得の低い白人たちが、アメリカの現状に対して強い不満を持っていることが挙げられています。貧富の差が大きいアメリカでは、エリートサラリーマンを除く一般の労働者は日本よりも低い給料だったり、終身雇用がなく経営者の都合ですぐ解雇されるので労働条件も悪いという現状があります。自分たちの生活も危ないのに、世界の警察よろしく他国のために莫大な犠牲を払う、しかもその結果が世界から尊敬を集められるならまだしも、非難を集めている現状を考えれば、アメリカ第一主義が支持されるのはもっともなことです。さらに、将来的にアメリカではヒスパニック系の移民が白人達の仕事を奪っていくのではないかという不安が蔓延しています。

 イギリスのEU脱退も同じような構造で、世界に蔓延するグローバリズムに対する反発がが根底にあると言われています。グローバリズムの理想のもと、東欧の貧しい人たちがイギリスに移民・難民としてやってきてイギリス人の仕事を奪って行きました。仕事を奪われ余裕を失った人は、他人を助ける余裕などなくなり自分のことしか考えられなくなります。それがアメリカでも起きていて、トランプ氏の「反リベラリズム」「反グローバリズム」が共感を得たのではないでしょうか。

 そして、そんな「プア・ホワイト」と呼ばれる層がエリートに対する反発がとても強いことは想像に難くありません。今回の大統領選の場合、ヒラリー・クリントン氏はいわゆる政治のプロ・エリートと彼らには写ったのかもしれません。それに対してトランプ氏は、不動産会社トランプ・オーガナイゼーションの会長兼社長、カジノ・ホテル運営会社トランプ・エンターテイメント・リゾーツの設立者と、決して庶民派などではなくビジネス・エリートであるにも関わらず、口汚く人を罵ったり女性差別の言動だったり人物像に問題があるところが、逆に「プア・ホワイト」となんら変わらない普通のアメリカ人の感覚を持っているように見えたのかもしれません。

 田原氏はトランプ氏が大統領になっても、選挙戦で見せた「暴言」を実行していくには様々な障害が出てくる。つまり、日本から軍隊を引き揚げることはない、在日米軍のためにこれ以上過度な支払いを要求されることはないなどと楽観論を唱えられています。日本のマスコミも安倍政権も、やはりクリントン政権誕生を予想しそれを望んでいただろうと思いますので、これから大慌てでトランプ氏に対する情報集めやパイプ作りをすることになるのでしょうね。


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スマートシティ先進国が「世界一危険な国」になる日 | ReadWrite[日本版]

スマートシティ先進国が「世界一危険な国」になる日 | ReadWrite[日本版]:

 今回の元記事は、スマートシティの情報セキュリティ面での危うさについてのものです。スマートシティの定義を調べて見ると、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市のこと、と出てきました。実は、自分も3-4年前くらいはこの「スマートシティ」のあるプロジェクトに関わっていました。ただ、当時はまだIoTという言葉はなく、東日本大震災後の電力不足からもっぱらスマートグリッドとかエネルギー管理・省電力といったことにスポットライトが当たっていたと思います。その後、日本では電力不足はそれほど深刻にならなかったことや、スマートグリッドも電力会社が一手にマーケットを握っている日本の電力事情からあまり盛り上がらず、スマートシティも最近はIoTなどに押され気味です。日本ではもはや死語とまで言われているそうですが、実は世界ではまだまだこれからという向きもあるのだそうです。

 そんななか、Trustwaveが米国政府のために働いている情報セキュリティ専門家203名を対象におこなったアンケートの結果を見ると、IoTもそうですがスマートシティでもセキュリティの問題はなかなか解決の糸口がなさそうです。回答者の23%は「政府はスマートシティに活用されている多くの技術のリスクについて理解していない」と回答し、他にも「政府はスマートシティの安全を保証できるほどの予算を確保できていない」という回答が1/3を占めたりしていて、そもそもセキュリティリスクが甘く見られている現状が伺えます。具体的な警鐘としても、13%が「交通システムはセキュリティ侵害の被害をもっとも受けやすい」、11%が「監視カメラはハッキングに対して脆弱である」と言っています。

 現状のIoTの世界もそうですがスマートシティの場合も、脆弱性診断サービス提供会社Tripwireの親会社Beldenのレカ・シェノイ氏の次の言葉に、現状のIoT・スマートシティを取り巻く環境がよく現れています。それは「自治体は、IoTが提唱するコスト削減と効率向上に夢を見すぎている。その夢も、セキュリティ上の脅威への対策という隠れたコストが明らかになれば醒めてしまうだろう。スマートシティが成功するためには、重要なインフラを積極的に防御することが必要だ」というものです。

 自分もメーカー勤務なので、どちらかというとIoTを推進していかないとメシが食えない部類ではあります。しかし、IoTを推進する人は必ず「すべてのモノがインターネットに繋がる」という夢の世界観をアツく語りますが、その影の部分であるセキュリティリスクについて同時に語る人はほとんどありません。特に産業系のIoTエッジデバイスは、その数の多さやアセットとしてのライフタイムの長さが災いして、セキュリティ対策が後手後手に回ることは明らかです。自分は、産業系IoTエッジデバイスについては、直接インターネットには繋がない「エアギャップ」という考え方に賛成です。そうでないと、インターネットにつながるパソコンやスマホが乗っ取られるのとは違って、産業系IoTの場合は原子力発電所や工場・ビルなどの制御装置が乗っ取られたり攻撃を受けたりした時の社会的影響が大きすぎます。また産業系でなくても、自宅のエアコンが乗っ取られて極寒の部屋にされたり、玄関の鍵を乗っ取られて自宅から締め出されたりと、これまでにないリスクを背負いこむことになります。

 住みやすい街・環境配慮型の未来都市など、いいイメージがあるスマートシティですが、使われている技術はそもそもインターネット接続されることを前提とはしないレガシーの技術もたくさんあります。そういった面をハッカーに突かれると、未来型都市があっという間に麻痺しかねないと思うのです。

2016年11月9日水曜日

壮大な光景に感激!NASAの公開する宇宙・銀河の写真が美しすぎる!(画像12枚)|@Heaaart - アットハート

壮大な光景に感激!NASAの公開する宇宙・銀河の写真が美しすぎる!|@Heaaart - アットハート:

 前回の記事は、ある意味ニセモノの宇宙の写真だったのですが、今回は正真正銘のNASAによる本物の宇宙の写真です。

 まずは「成長の早いブラックホール」というタイトルのついたこの写真。ブラックホールがホストとなる銀河よりもはるかに早く成長しているそうで、なんだか勇壮な写真ですね。

 2枚目は「原始惑星円盤天体」。NASAのスピッァー宇宙望遠鏡と地上の4つの望遠鏡からのデータによって、天体と周囲を囲んでいる円盤状原始惑星との距離が測定できるのだそうです。

 そして3枚目は「美しい銀河」。なんとこの写真に写っている銀河は、地球からおよそ54億光年も離れているのだそうです。

 普通の生活をしていると絶対に見ることのできない写真ですが、こうやって宇宙の姿を見ると、なんだかその美しさに見入ってしまいますよね。ただ、先の記事に取り上げた食べ物を使ったニセモノの宇宙の写真も、見比べて見るとよくできていましたよね。もっと宇宙の写真を見たいときは、NASAのサイトにたくさん公開されています。


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